コロナ禍で旅に出られず息が詰まる日々が続いて、もう1年半以上になる。そんな中で、私の「旅」の友として、妄想を掻き立ててくれているのが本書だ。
いわゆる地図帳なのだが、旅仕様に出来ているのがポイントだ。通常の地図帳には記されていない観光地のイラスト、名所の一言コメント、テーマごとの特集ページなどなど、旅好きには、「あそこも行きたい、ここも行きたい」と眺めているだけで涎が出てしまう。
コロナによるステイホームの中、頭の中でせめてヴァーチャル・ツアーを思い購入し、とっても楽しんでいるのだが、本書で欲求不満が解消されているのか、かえってフラストレーションが溜まってくるのか、だんだん分からなくなってきた。
全国くまなく見ていると、改めて、東海地方より東・北はこれまでの旅行で結構カバーされているけど、大阪から西は圧倒的に行ったことが無いところが多いということが分かる。特に、山陰、四国、九州は未踏の地がたくさんある。
一日も早く、コロナが落ち着き、旅が楽しめる日が戻ってきて欲しい。その時期が来るまで、本書を眺め倒すことにする。