2000年に市販の「3年卓上日誌」なるものを購入して書き始め、2006年から「5年卓上日誌」に変えて、かれこれ23年も卓上日誌を続けている。日に数行(枠は6行)書くのだが、週末にまとめて書くときや、空白の日もある。基本、起こったことを書き留めているだけだが、それでも読み返したりすると、いろんな気づきがあるので、これは我ながら良き習慣と思って続けている。
本書はたまたま地元の図書館の返却本コーナーにあったのを見つけた。せっかく続けているルーティンなので、更に上手い方法はないものか。1つでも活かせるところがあればと思い、手に取った。
筆者は本書で「毎日1行書いて振り返る」ことをお勧めする。書くのは「やったこと」で良い。振り返りは、書かなくても良いので、「自分にとってどんな意味がある?(So what?)」、「そうか!(気づいたこと)」、「やってみよう」のステップで実施しすると、1行日記のやり方をシンプルに分かりやすく、多くの例示も含めて解説してくれる。
書いてあることは大きく同意するところばかりで、むしろ自分の中で言語化されていなかったことが、しっかり言語化してもらっていて、ありがとうございます。という感覚だった。
私にとっての新しいお土産は、日記を持って「一人合宿」をして「振り返り」するということ。日常から離れて、毎日の仕事から切り離した時間と場所をつくるというのは素晴らしいと思った。是非、やってみたい。
「自分を変えたい、成長したいと思ったら、一発逆転の方法はありません。自分を信じて、過去を振り返り、自分を理解して、未来を考える時間をつくる。その繰り返しの時間こそが大事です。」(p174)。その通りだと思う。