一度、寄席で拝聴して、一度じっくり聴いてみたいと思っていた瀧川鯉昇師匠の独演会に行きました。
会場は新宿2丁目の道楽亭。初めて足を運びましたが、いっぱい詰めても30名くらいで、ちょー密空間。師匠も高座に頭ぶつけないように、天井を気にしながら上がる程です。今年の夏に先代がお亡くなり、その後を有志の方々で運営を続けておられるということで、シン・道楽亭とのこと。
来られてる方々もコアなファンのようで、顔見知り同士も多い様子。今回は私は不参加でしたが、独演会の後には、打上げがあるので、そこでお知り合いになるのかな。
落語の方は、鯉昇師匠の古典3本、十二分に楽しみました。夏の暑さがいつまでも残り、いつもなら冬ネタを取り上げても良い頃なのに、全然そんな季節感にならないから、ネタ選びも迷うなんてことも仰ってましたが、そうなんでしょうね。
前から2列目なので、師匠に手が届きそうな距離。そんな師匠のとぼけた感じで、脱力系の落語が良いです。食べたり呑んだりする所作を観て聞いてるとがこっちまで腹減ってきます。ホール落語や寄席とはまた全然違ったアットホームな雰囲気で芸を堪能させて頂きました。
今回はお初なので、打上げは遠慮しましたが、次回はお邪魔しようかな。
2024年10月16日@道楽亭
二番煎じ
武助馬
質屋蔵