今の季節、沖縄では南米桜とも呼ばれる淡赤紫色の5弁花を多数咲かせるきれいなトックリキワタ(徳利木綿)がアチコチで見られる。
葉がほとんどなく花ばかりのトックリキワタも多く見られる
バンヤ科(アオイ科)の南アメリカ中部原産の落葉高木で、名の由来は幹が徳利状に膨らみ果実から綿が取れる事からと言われる。
スペイン語では酔っぱらいの木と呼ばれ、これは膨らんだ樹形を酔っぱらいの腹に見立てたというが、所変われば品変わるだ。
幹にはこのように刺が多くみられるが街路樹は削ってある由
パイナップル園の近くの空き地にはカッコウアザミが群生していた。高さ30~60㎝のキク科の熱帯アメリカ原産の1年草で明治の初め頃渡来し関東以西に帰化していると言う。
香りがあるとの事だがまったく感じなかった
茎頂に付く頭花は約5㎜の全て筒状花で白色または薄紫色。薬草として移入されたものが野生化したので沖縄ではシケンジョウグサ(試験場草)ともいわれると言う。名の由来はシソ科のカワミドリの葉に似るので中国名の藿香(カッコウ)プラス花がアザミに似るので藿香薊という。