フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

済んだ青空をバックに十月桜が花をトベラが実を付けていました

2010年12月19日 18時03分35秒 | 花の和名

今日の日曜日も空一面の青い空が広がった。澄んだ青空をバックにジュウガツザクラとトベラが赤い種子をつけていた。
桜区のプラザウエストの南面にあるジュウガツザクラ(十月桜)が1本だけ花をつけていた。

十月桜はエドヒガンとマメザクラの雑種のコヒガンザクラの園芸品種と言う。
八重咲きで10~12月と4月の2回咲くが春のほうが花は大きい。フユザクラも冬に咲くが別種。

ちなみにサクラの語源は咲くに複数を意味する等(ら)がついてサクラ、また春に里にやってくる稲(サ)の神が宿る処(クラ)だからサクラとも言われるようだ。

サクラソウ自生地の周囲のトベラが実をつけ早いのは3裂して赤い種子を見せていた。


普通高さは2~3mというがこのトベラは5~6mあるようです
右下はまだ裂開しない蒴果

トベラはトベラ科の常緑低木で本来の生育地は海岸だが庭木や公園樹として植栽され日当りの好い所を好むと言う。雌雄異株で5月ごろ花径2㎝くらいの白い花をいっぱいに付ける。
別名トビラノキまたはトビラともいわれるが、これは節分に鬼を追い払うために戸口にさしたのが語源と言われる。トビラが転訛してトベラ。