フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

小石川植物園には色々なウツギが花を咲かせています

2011年05月20日 07時34分05秒 | 花の和名
小石川植物園ではウツギ類が白い花を咲かせている。
満艦飾に花を付けていたコゴメウツギはバラ科の落葉低木。花径約4mmの白色の小さな5弁花を密に付けている。

面白いのは萼裂片が同じ白色でしかも卵円形で細長い花弁より花弁らしい事だ。名の由来は花序の様子を小さな米粒に譬えた事から。
同じコゴメウツギ属には本州の一部の山地に自生するというカナウツギがある。


細長いへら形が花弁、卵円形が萼

ハコネウツギはスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。枝先や葉腋に3個くらいづつ付く花は白色から赤色に変わる。花冠の長さは3~4cmの漏斗型で先は5裂する。箱根空木だが箱根には自生しないと言われていた。


近年箱根の低地に見つかったともいう

ウツギ(空木)はユキノシタ科の落葉低木。文字通り幹が中空なのが名の由来で、別名ウノハナは小学唱歌に歌われている。


垣根にも植えられていたウツギ

同じウツギ属にはマルバウツギやヒメウツギがあり、アジサイ属にガクウツギ、ノリウツギ(別名サビタ)がある。


マルバウツギ 上の写真と葉を見比べて下さい
ガクウツギ