フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

シムラニンジンはひ弱な茎に大きな複散形花序をつけています

2011年08月29日 22時18分40秒 | 花の和名
シムラニンジンがセリ科特有の大きな複散形花序を付けている。そのわりに稜がある茎は細くて中空でひ弱だ。ヨシ原の中でほとんどが倒伏していた。花弁は5個で内側に曲がり、雄しべも5本。葉は1~2回3出複葉。線形の小葉はセリ科には珍しく鋸歯が無い。

若い株は細い葉を群生させ踏みつけようものならいっぺんに折れてしまいそうな葉を叢生させていた。


3月28日撮影

志村人参は板橋区志村町の湿地にたくさん生えていた事によるというがどんどん少なくなって環境省レッドデータリストの絶滅危惧Ⅱ類(VU)で埼玉県では絶滅危惧ⅠA類にノミネートされている。