フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

伸び出したノカラマツに絡む植物の巻きひげは様々です

2012年06月02日 16時04分53秒 | インポート
荒川河川敷はハナウドの花が終わり、ノカラマツがたくさんの蕾をつけ始めた。そしてツル植物も伸び始めシオデが多く見られる。シオデはユリ科の雌雄異株の多年草。葉柄の基部に生える托葉の変化した巻きひげで他物に絡みつく。
カラスウリの濃緑色の葉も見られたが、よく見ると葉の切れ込みが深く、モミジカラスウリのようだった。花を見たいがやはり夜咲く花なのだろう。


シオデの托葉の変化した巻きひげが四方八方に伸びています

クサフジが紫の花を付けて今の時期の河川敷ではよく目立つ。マメ科のクサフジは偶数羽状複葉で頂小葉が無く先が巻きひげになっている。葉は薄く卵形の葉が多数。ハナアブが来て忙しく飛び回っていた。


ハナアブの後ろの横に伸びた羽状複葉の先は巻きひげです
一瞬のニアミスでした

オオブタクサは引き抜くのに今がいい時期なのかもしれない。100cm前後に育っていてとにかく群生している。そう腰を曲げる必要も無いしまっすぐに引き抜けば力も要らない。そっくり空き地になるのも抜き甲斐がある。そしてハナムグラの白い花が現れたりすると気持ちがなごみ、抜いてよかったと思う。
アカネ科のハナムグラは相変わらず白い花をたくさんつけているが、小さな双頭の分果もつけ始めた。


ハナムグラの小さな分果