フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

矢上普賢岳に登ってきました

2013年03月31日 19時16分49秒 | Main
3月25日は矢上普賢岳(標高439m)に登った。
穏やかな日差しに誘われてつい足が向いてしまったが、以前にも登った気軽さでタチツボスミレなどに迎えられると、途中河川敷では見られないクサイチゴやキイチゴの白い花やフデリンドウ、サトイモ科テンナンショウ属のムサシアブミも撮りながら1時間くらいで頂上に着いた。


リンドウ科の花は雄しべ先熟。この花は雌性期で柱頭が開いている

サトイモ科テンナンショウ属は雄株から雌株に転換するという

頂上と言っても全くと言っていいほど見晴らしは効かない。10年10月に登った時はオトコエシが所狭しと花を咲かせていたが、今回は花の群生はなかった。
見上げるとカスミザクラらしき白い花が見え、アオモジが花をつけていた。そして周囲を見るとアオキが小さな紫褐色の花を咲かせていた。ミズキ科の常緑低木はいつも実をつけている姿しか見ていなかったので新鮮だった。


頂上の石像。知恵の文殊に対し慈悲の普賢と言われるという


アオキは雌雄異株、この株は雄株のようだ

降り始めた時に下の方から子供たちの声が聞こえた。登ってきた時には人一人とも会わなかったので何となく懐かしいような気持ちだった。すぐに小学校低学年の児童たちが元気よく登ってくる列とすれ違った。少し広い所で待っていると皆気持ちよく挨拶して登っていく。こんな環境で育つ子供たちは羨ましい限りだった。