今朝は5時を過ぎても夜明け前のようで空は厚い雲に覆われていた。途中雨がパラツキ河川敷に着いた時には雨模様で無理と思ったが、折角来たのだから少しでもと思って作業しているうちにいつの間にか止んでいた。
今年は原野の東西が休耕田で西側は2面続きだ。西側の先の休耕田は入った事がなかったが、あまり植物が無く、水も見えていてコナギの株がかなりあり、花も見られた。セリはもう果実も見られた。
ミゾカクシは溝を覆い尽くすように群生するのが名の由来、畦をむしろで覆ったように群生するのでアゼムシロとも言う。花は漢名の半辺蓮が言い得て妙だ。半分の花が左右相称で上唇は横に2裂し、下唇は縦に3裂する。そして葯は合着して花柱を取り囲み伸び出している。雄性先熟で葯の先からひげを出して花粉を出し、終わると柱頭が伸び出して同花受粉を避けている。
左は合着した葯の先端のヒゲから花粉を出す雄性期の花と右は白く見える柱頭を出した雌性期の花