16日は「木でつくる新しい社会」のシンポジュームを聴講してきた。
会場が東京大学伊藤謝恩ホールだったので、早めに行って東大構内を見学した。さすが日本一の大学だけに伝統の重みを感じさせられた。学生時代に1~2回は行っていると思うが全く初めてのような感覚で圧倒された。会場には開演間近に入ったらほぼ満員で席は係員の指示でようやく確保できた。最初は基調講演の筈が対談で、少し耳が聞こえづらくなった身にはウェルカムとは言えなかった。2部のパネルディスカッションは聞くべきものがあった。協賛の住友林業の社長の話はそこまでと思わせるくらい幅広い企業活動を展開していることに感心した。
帰りは構内を駅方向に向かった。すると生物科学専攻の看板のかかった見栄えのしない建物の前にウマノスズクサ属の植物の表示があった。そして背後にはお化けみたいな蔓植物が絡んでいた。最初は標本かと思ったが生きた蔓植物だった。
Aristolochia westlandiiネットで見るとウマノスズクサ属の多年生草本でムクゲパイプバナの和名があるようだ。利尿剤・鎮痛剤として導入され、花には花弁は無く萼だけという。