浦和ゴルフ近くの荒川土手ではヒルザキツキミソウとナヨクサフジが満開だ。
ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草。北アメリカ原産で観賞用として大正末期に渡来したという。花径は5㎝くらいあって大型で美しいが現在では野生化しているのが多い。
マツヨイグサ属は夜咲いて朝には萎むものが多いが名前の如く昼間に咲く。
ツキミソウはよく似た純白の大型の4弁花でマツヨイグサと同じ江戸時代末期に渡来したが、あまり強くなく野生化せずに一部で栽培されているにすぎないという。太宰治の「富士には月見草がよく似合う」のツキミソウはオオマツヨイグサが定説のようだ。
ナヨクサフジはマメ科ソラマメ属の蔓性の多年草。旗弁の爪部が舷部より長く花柄が萼筒の下側につくのがクサフジなどとは異なった特徴。ビロードクサフジとよく似るが茎や葉はほとんど無毛。
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