今日は田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の第6回目の「ついたち観察会」を実施。都合により今月は2日に変更したが、曇天でも雨の心配はなく、風もなく穏やかな日和に恵まれた。
田島ケ原サクラソウ自生地はツル植物に覆われてオギが倒伏している面積が広くなったがそこではオギは穂をつけることもできず、来年はオギの生育は望めない。
今は一部で多くのサクラタデが花をつけているが、ここでもカナムグラが繁茂して2~3前の群生には及びもつかない。ツルマメやヤブツルアズキの黒くなった豆果が全域で見られ、ツル植物の繁殖力恐るべしだ。
ツルマメやヤブツルアズキの黄葉の下にオギが倒伏しています
個々のサクラタデはきれいな花をつけていますが
観察路の両側のユウガギクは花が少なくなり痩果が多くなった。ユウガギクやカントウヨメナなどのヨメナ属の冠毛は0.25㎜と短いので肉眼ではナカナカ確認できない。
痩果は扁平で縦に詰まってクレータ状の周囲に冠毛
冠毛が5㎜と長いのが特徴で、特に第2自生地の群生が見事なシオン属のノコンギクは今が花の盛りだった。
今回で一応の区切りとした「ついたち観察会」は多くの人に支えられ、実施できた。今日もKさんが自宅でとれた柿をたくさんむいてきてくれて、観察会後の一時を柿を食べながら歓談の時間が持てた。
最初からほとんど毎回参加してくれた人、真夏の観察会でスポーツドリンクを配ってくれた人、連絡用の切手シートを持ってきてくれた人、お陰様で7割の会員が一回は参加してくれた。
今後もこの絆を大切にして田島ケ原サクラソウ自生地を守る会を盛り上げていきたいと思う。
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