フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

荒川堤防にヒガンバナの花茎が一列に長くつながっていました

2013年09月14日 10時27分11秒 | Main
浦和ゴルフの所から堤防に上がるとヒガンバナの花茎が長く繋がっていてびっくり。確か昨年は彼岸にもまだ咲き揃わなかったし、14日に気の早いのが一花だけ咲いただけで花茎はほとんど立っていなかった。


何故か堤防の内側のヒガンバナだけが伸びていました

昨年、きれいに揃えて採った花茎が束にして捨てられていた。なんて可哀想な事をと思ったがふと思いついた。
蕾がつくかつかないかの花茎はみずみずしくアスパラそっくりだ。おそらく美味しそうだと思って採っていたところヒガンバナは毒があると教えられて捨てていったのだろう。


16日には台風18号が接近するというので心配です

友人から何かの会合で事故が起こってからでは遅いのでヒガンバナは抜いた方がいいとの話があったと聞いた。本末転倒も甚だしい。ヒガンバナは古い時代に中国から渡来し人々に親しまれてきた。根には有毒なアルカロイドを含むが飢饉の時の救荒植物でもあった。マンジュシャゲの別名のほか地方名は500をも超えるほどという。
それをきちっと教えるのが筋で、有毒だから抜こう等とは自然も歴史もわきまえない暴論だ。


雄花穂の下の緑色の塊に複数個の偽果がついている

河川敷の原野(耕作放棄地)の周囲のオオブタクサは雄花が花粉を飛ばし終わり雌花が受粉して偽果をつけ始め、カナムグラがとげの多い茎を盛んに伸ばしています。


カナムグラの雄花。萼片5個に雄しべ5個で白く見えるのは大きな葯


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