最初にハエドクソウを見た時にはいったいナンなのだと思った。
林の中のそれも陽の当たらない日陰に大きな葉の中から細い茎を伸ばして小さな細い花穂をつけている。
地味な癖によく見ると萼の先端の赤紫色が何となく気にかかる。
少しの風にも茎は敏感に反応する。生えている所も明るくはないので手振れもしやすい。その上林の中ですぐに蚊が寄ってくる。花は5ミリくらいと小さいからアップで撮るには最悪だ。
それにハエドクソウ(蝿毒草)という名も印象が良くない。それでも出来の悪い子ほど可愛いの例えか、今日も小石川植物園の一番奥の林でこの花と格闘して来た。
林の中のそれも陽の当たらない日陰に大きな葉の中から細い茎を伸ばして小さな細い花穂をつけている。
昭和水田の中を一直線に走る荒川自転車道の健保グランド寄りにホソバオグルマが咲いていた。今迄7月下旬近くになってからしか見た記憶がなかったので、以外で嬉しかった。
この花はプラザウエストが開館して間もなく目の前の休耕田で初見参だったのでことさら印象が深い。
「たった2日間のホソバオグルマ 05年7月No2」参照
ゴルフ場脇の迂回路に入ると自転車道脇にはクズの葉が満艦飾に茂り始めた。輸入した北アメリカでもあまりの繁殖力の強さにもてあま気味の事だが、まったく同感してしまう。
そんな中に2~3茎のメハジキが花をつけていた。
メハジキは子供たちが茎をまぶたの間に挟んで目弾き遊びをしたのが名の由来とか。
アップにしてみると精巧なきれいな花です
「たった2日間のホソバオグルマ 05年7月No2」参照
ゴルフ場脇の迂回路に入ると自転車道脇にはクズの葉が満艦飾に茂り始めた。輸入した北アメリカでもあまりの繁殖力の強さにもてあま気味の事だが、まったく同感してしまう。
そんな中に2~3茎のメハジキが花をつけていた。
アップにしてみると精巧なきれいな花です
田島ヶ原サクラソウ自生地はオカトラノオがやや少なくなり、ノカンゾウも一時ほどではなくなって、ますますヨシやオギが背を伸ばしている。そんな中でシオデがアチコチで花をつけている。
放射状に伸びた先端の黄色は3裂した柱頭(雌花)
花序は丸くて面白いが、緑色で目立たず花と言うにはおこがましい。花だけ見るとユリ科というのが不思議なくらいだ。
雌花序も雄花序も直径2~3㎝。円筒形は蕾(雄花)
係りの人は今年は全般的に花が多く、野焼きの影響ではないかと話しをしていた。
ツルニンジンもアチコチで蕾をつけていて、咲きそうな蕾はあったがそれこそ一輪だけ花を咲かせていた。
楕円形が蕾。割れ目が入り咲きそうなのもありました
4~5日もすればツルニンジンも満開だ。
そっと下からのぞきました。別名ジイソブは花の中に斑があるから
放射状に伸びた先端の黄色は3裂した柱頭(雌花)
雌花序も雄花序も直径2~3㎝。円筒形は蕾(雄花)
ツルニンジンもアチコチで蕾をつけていて、咲きそうな蕾はあったがそれこそ一輪だけ花を咲かせていた。
楕円形が蕾。割れ目が入り咲きそうなのもありました
そっと下からのぞきました。別名ジイソブは花の中に斑があるから
チダケサシが野川公園の自然観察園で花穂を揺らせていた。4年前の7月3日に野川公園を初めて訪ねこの花に出会った。
野川公園自然観察園にて(04年7月3日)「昭和初期、チダケサシは旧東京市内の山の手にはよく見られた。そして毎年ピンク色の花穂が何十本も立つと初夏のにおいがした。」(野草図鑑)とあるが、地球温暖化の危機が叫ばれ2酸化炭素の排出量規制をせねばならない現在の東京都からは想像もつかない光景だ。
チダケサシ(乳茸刺)は山野の湿地に生えるユキノシタ科の多年草。名はチダケ(乳茸:傷をつけると白色の乳液を出す食用キノコ)をこの草の茎に刺して持ち帰ったというのが名の由来とか。
一つの花には花弁5、雄しべ10、雌しべ1があります
野川公園自然観察園にて(04年7月3日)
一つの花には花弁5、雄しべ10、雌しべ1があります