フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ヒルザキツキミソウとナヨクサフジが競演しています

2011年05月13日 10時39分36秒 | 花の和名

浦和ゴルフ近くの荒川土手ではヒルザキツキミソウとナヨクサフジが満開だ。
ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)はアカバナ科マツヨイグサ属の多年草。北アメリカ原産で観賞用として大正末期に渡来したという。花径は5㎝くらいあって大型で美しいが現在では野生化しているのが多い。

マツヨイグサ属は夜咲いて朝には萎むものが多いが名前の如く昼間に咲く。
ツキミソウはよく似た純白の大型の4弁花でマツヨイグサと同じ江戸時代末期に渡来したが、あまり強くなく野生化せずに一部で栽培されているにすぎないという。太宰治の「富士には月見草がよく似合う」のツキミソウはオオマツヨイグサが定説のようだ。

ナヨクサフジはマメ科ソラマメ属の蔓性の多年草。旗弁の爪部が舷部より長く花柄が萼筒の下側につくのがクサフジなどとは異なった特徴。ビロードクサフジとよく似るが茎や葉はほとんど無毛。

ビオ・荒川さいたま の活動報告もご覧ください。


レンリソウがサクラソウ自生地で花を咲かせています

2011年05月09日 19時33分02秒 | 花の和名
サクラソウ自生地でレンリソウが咲いている。3年越しの待望の花だ。一昨年去年はアブラムシなどの被害で見られなかった。


花の形や付き方はクサフジに似る

4日の朝に自生地の生き字引のような田口さんから「レンリソウが蕾を持っている。今日は無理かもしれないが明日か明後日には必ず咲くよ」との電話をもらった。午後行ってみたが成るほど蕾をたくさん持っているが花は見られず開花は翌5日だったという。


レンリソウの花芽 4月25日


レンリソウの蕾 5月4日

レンリソウ(連理草)はマメ科の多年草。埼玉県のレッドリストで絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)だ。


栽培種のスイトピーに似るが同じレンリソウ属だ

名の由来は細長い小葉が繋がっているようにきれいに対生しているのを連理の枝に例えた。連理の枝は別の木から生じた枝があたかも1本の枝のようになる事から男女の契りの深さに例えられたという。

三ツ又沼ビオトープで自然を満喫しました

2011年05月03日 23時16分55秒 | Main
三又沼ビオトープに行こうと6時30分に家を出た。
ロードレーサーが非常に多く上江橋から先は左岸堤防上を行く事にした。連休でゴルフ場も多くの人だった。思ったより早く開平橋に出た。ここは入間川に掛かる橋と連続している。入間大橋側に渡り菜の花が彩る堤防下の自転車道から三ツ又沼ビオトープに到着。8時30分少し前だった。

5月の三ツ又沼ビオトープはせせらぎが流れ様々な花が咲き、自然の息吹にあふれているものと思った。でも一時は雨の心配もした曇天の三ツ又沼は平凡だった。
木道をほぼ一周して広くなった所に座ってみた。そして仰向けになると心がなごみ自然に目が閉じた。太陽はなかったが、目の中が真っ赤になった。薄い雲間からかすかな光が射していたのだろう。


手前の広くなった木道の所で至福の時を過ごしました

若いまだホーホケキョウと鳴けなくて一生懸命練習しているウグイスの鳴き声だけが聞こえた。10分くらいそうしていただろうか。
木々の若葉の中で新鮮な空気を吸って、小鳥のさえずりを聞き四肢を存分に伸ばしてまどろんだ。現代人にとってこれ程幸せな事はあるまい。まさにこれこそが生物の住む生息空間とがてんした。


エキサイゼリも環境で大きく感じました