フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

羽化したナミアゲハが真夜中の大騒動を起こす顛末

2011年08月09日 15時47分06秒 | Main


羽化したばかりのナミアゲハ

今年もナミアゲハの幼虫がベランダのプランターの柑橘類にたくさん付いていた。
先日は近くの植木鉢の側面で羽化しているを見つけた。


ナミアゲハの幼虫


植木鉢に付いた蛹から羽化

外壁工事の為ベランダの植物は全部室内に移した。柑橘類には幼虫がいなくなったので安心していた。
2~3日するとなんと壁に蛹が付いていた。しまったと思ったがもう遅い。蝶に詳しいKさんに聞こうと思っている内に羽化してしまった。夕食を終わって上がって来ると突如何ものかが飛んできた。大きなアゲハ蝶だった。取敢えずプランターを置いてある部屋に追い込んで寝てしまった。


部屋の壁に付いた蛹(羽化した後の空っぽ)

夜中にドアーを開けたら瞬間的に飛び込んできた。早朝羽化するので明かりには敏感なのだろうか。とにかく灯りのある所に執拗に寄ってくる。元の部屋に戻そうと色々やったが離れない。仕方なしにスタンドごと外に出した。外と言っても足場を組んだ網の中だ。でも朝になったら何処にもいなかった。夜中の大騒動の幕切れはあっけなかったが何となくホッとした。

エゾノギシギシとオオアレチノギクの姿に改めて感激

2011年08月02日 22時04分33秒 | 花の和名
土屋築堤の堤防下に去年は群生したカワラニンジンはまだほとんど見られなかった。代りに焦げ茶色に変色したエゾノギシギシの姿が目に付いた。濃薬で枯れてしまったのだろうと思ったがそうでもないらしい。

手前にあった株をよく見ると枯れた茎と若い緑色の茎が同じ株から伸びている。どうやら2世代が同居しているらしい。若い穂をよく見ると翼の半分にギザギザがありエゾノギシギシだ。焦げ茶色になるのは枯れて自然にそうなったようだ。

オオアレチノギクが総苞を花のように開いていた。花は舌状花が殆ど見られず筒状花のみだが筒状花がきれいに散り落ちてしまったようで平開した総苞が花そのものだった。雨風のなせる業なのだろうが初めて見た気持ちだった。