清明とは春うららかに万物清明の季節で山河草木が輝く頃と言われるが、今日の清明は空が灰色の雲に覆われ、終日雨模様の寒い一日だった。3月末の反動でここ2~3日は気温が低い日が続いている。
田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の活動は今季初めて中止だったが、自生地は訪れる人も少なく、桜草公園では満開の桜が静かに雨に濡れていた。
彩湖の畔近くのサクラソウ自生地の補完地は柵が壊れていてサクラソウが花をつけるようになると盗掘が心配だったが、ようやく応急修理がされてサクラソウたちは安心して花を咲かせているようだった。
柵近くにも多くの淡いピンクの花が見られます
彩湖側も簡易的にしろ、こうして整備してあれば安心です
彩湖公園駐車場の生垣のカラタチの花が開いていました
朝方は予報では無かった雨がパラツキ、どうなる事かと思ったが、本降りにはならずにやみました。でも、次第に冷たい風が強くなり昼頃には震えるほどでした。
桜草公園の桜は昨日の強風にも拘らず、満開状態で十分に見ごたえがあります。
自生地から望むさくらそう水門の手前の桜は豪華に花を付けています
サクラソウ自生地では相変わらずノウルシが圧倒的ですが、サクラソウも群落が多く見られるようになり、少しづつ賑やかになってきました。
今日は陽射しが無かったせいか、ヒキノカサやミツバツチグリはほとんど花を閉じていました。ウマノスズクサが枯れ木のような面白い芽を伸ばし始め、白花サクラソウもだいぶ蕾が大きくなり、はっきり白とわかるようになり、ツボスミレがA区の観察路中央付近に群生し始めました。
今日の寒さで他の草たちの生長が止まってくれるとラッキーですが・・・・。
清水さいたま市長がFM NACK5の清水勇人ザ・フロンティアーズの番組で田島ケ原サクラソウ自生地の貴重さと大切さをアピールされました。
明日4月4日と11日の土曜日の朝7時40分~8時に放送予定のFM NACK5の自らの番組で田島ケ原サクラソウ自生地が植物では全国で30しかない特別天然記念物のひとつで、さいたま市の宝だと強調されました。
スマホやパソコンからもお聞きになれますので是非聞いてみて下さい。
サクラソウは普通花びらは5枚ですが、4枚が見られました
花びらの数は他にも6枚から多いものは10枚も見られますが、これは遺伝的形質ではありません。その証拠に一つの株につく花がすべて同じ枚数にはなりません。
サクラソウ自生地でもサクラソウの花が多くなり群落も目立つようになりました。
シロバナサクラソウの蕾も確認できて例年よりかなり早い開花が待たれます。
普通サクラソウの花びらは5枚ですが4枚が見られました。遺伝的形質ではありませんが色々な枚数の花をさがすのは楽しみです。
レンリソウやバアソブの芽生えも見られるようになりました。