昔は壁土になる荒木だ土を採ったこともある粘土質の土地なので、ぬかるんだ所では靴にくっついてしまい始末におえません。
サクラソウも雨の重みですべてうなだれています。
もし雨が上がってもこんな状態なので自生地の保護のため今日のご来園はお控えください。
穏やかに晴れて日中の最高気温が23℃くらいまで上がった今日の日曜日は田島ケ原サクラソウ自生地は多くの人で賑わいました。
サクラソウが多くの花を開き、群落を作っています。一方でノウルシが倍以上の高さに生長して大きな面積を占め、スイバやオギ、ヨシなどの萱類がのび、サクラソウを隠しつつあります。自生地の論理でいくと今日あたりが最高の見ごろだったようにも思います。
今日は西浦和駅に集合してきたグループが多く、8班に分かれて来場した76名や、千葉県生涯大学校福祉課OB会の28名なども見えました。
白花サクラソウは少し株が増えたようで、花がたくさん付いていました。
テントの横でベニシジミが忙しく飛び回っていました。紅と言うよりかなり黄色の強いベニシジミで、他の種かと思った程でした。
ベニシジミの食草はスイバやギシギシで、これからが我が世の春です。
昨夕からの雨がようやく昼過ぎにやみ、気温も平年並に戻ったりつつあった11日の土曜日、田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の正規の活動は取り敢えず中止となり、テントは開かず仕舞いだった。
でも会長や一部の会員有志は天候回復を待って訪れる人が多いだろうと、会のブルゾンを着、パンフレットを持って来場者を案内していた。手前味噌ながらこれぞ会の真骨頂だ。
サクラソウも一生懸命ですが、いかんせんノウルシの生長には追いつきません
ノウルシだけではなくオギなどが伸び始めサクラソウはスダレ越しになっていました
自生地ではこれからの大敵、一番生長が早いスイバがもう花を咲かせています
4月8日は真冬並みの寒さで、みぞれ交じりの雨が終日降り続き、9日にはようやく陽射しが戻りました。
前日、前々日と2日間雨でこの日も気温はあまり上がらなかった自生地ですが、それでもノウルシやオギはたくましく伸び、開花していたサクラソウは傷ついていました。
可哀想に花びらの先端を失くしたサクラソウ。非常にデリケートで傷つきやすい花です
キンポウゲ科のヒキノカサやバラ科のミツバツチグリの黄色い群生がかなり増え、アマドコロが小さな蕾をつけ始めました。
キジムシロ属のミツバツチグリの根は固くて食べられない
新しいAPG分類ではキジカクシ科のアマドコロ。見た目は旧のユリ科の方がピッタリ来ます
今年は全てが早く一昨年並みなので植物の生長が早く、サクラソウの花も増えますが、高さで負けて見えなくなる所が多く出てしまいます。
4月6日に白花サクラソウが2輪開花しました。この日だけ最高気温が23℃くらいまで上がり、朝は蕾だった白花サクラソウが開花しました。
これは昨年より6日早い開花で、記録的に早かった一昨年よりも2日早い開花です。初咲きのサクラソウも昨年より6日早い開花だったので今年はやはり昨年よりすべてが早そうです。
4月6日16時39分スマホにて撮影
秋ヶ瀬緑道の桜も散って雨模様になった夕方には遊歩道が桜の花びらで敷き詰められていました。
4月6日16時59分新開付近の秋ヶ瀬緑道にて