老神・塩原の温泉旅行1日目、昼食をかねて群馬県庁の花燃ゆ展を訪れた。昭和3年に建てられた昭和館の展示は色々工夫され素晴らしかったが何より係員達の一生懸命さが印象的だった。
群馬県令の執務机で記念撮影ができるのも面白かった。
40年ぶりくらいの吹割れの滝は何処から入るのか近くに行って迷ってしまった。沼田市の利根支所でようやく教えてもらった。
河原に下りるとゴウゴウたる瀑音と水流、切り立った岩壁が目に飛び込んできた。記憶を上回る雄大さだった。
そこにたどり着くまではひとっこ一人いない閑散とした過疎地で、荒涼とも言える雰囲気だったが土日は若い人であふれかえるという。
前日からの雨は9時30分頃に止んで雨上がりの自生地は次第に明るくなった。
「雨天の場合は自動的に中止ます」と謳っているので、前日からの雨で観察路を歩くのは大変だし参加者はいないと思ったが、取り敢えず行ってみた。途中マテバシイのドングリが枝に付いたまま落ちていた。先日の多摩森林科学園でお聞きしたようにドングリには虫が卵を産み付けている事が多いので保存するには煮沸する必要がある。
マテバシイの堅果は砲弾型で白いろう状のものに覆われ、お椀のような殻斗が付く
白い毛に覆われた球状の実のようなものがあった。ヨモギについていたので調べてみるとヨモギハシロケタマフシという虫こぶ(虫えい)だった。形成者はヨモギシロケフシタマバエという。
雨上がりのせいで小さなカタツムリが多く見られた。カタツムリは貝殻が右巻き(上から眺めて時計回り)で口が右に空いている)が殆どで中に左巻きの個体もあるという。そして同じ巻き方でないと子孫は残せないという。下の写真は横からなのでハッキリしないが左が左巻きかも。
結局この日は近所にお住いのご婦人2人が集合して3人のミニ観察会を実施した。
今年はこれが最終で、8月15日を除いて「15日観察会」は5回共無事実施できた。参加者をはじめ皆さんに大感謝です。
やっと慣れて笑顔をみせるようになったら帰ってしまった。次回はまた泣くのだろうか。

3年前に購入したデスクトップは写真が多いせいか誤動作が多くなったので写真とホームページなどを分けて扱えるようノートパソコンを購入した。久し振りでセットアップにも戸惑いマニュアルをアチコチ読み漁った。「はじめにお読みください」とか「セットアップマニュアル」とか「安全にお使いいただくために」とかいろいろな小冊子が入っている。
ノートパソコンは初めてなのでどこにどんなインターフェイスが付いているかも分からない。その解説図が何処にもないのだ。購入した商品の仕様、どこに何が付いているのかまずこれを知りたいのが購入者の心理と思うが、それがまったく無かった。ネットでカタログを探してやっと小さな図を見つけた。これはマニュアルの最初に大きく図示すべきものなのに、メーカーの担当者にとっては当たり前すぎてカット。消費者目線を忘れた驕りといっても過言ではない。
それにマニュアルの表記も問題だ。「初めてパソコンに電源を入れる時は必ずACアダプタを接続してから・・・」「初めて電源を入れる場合は、ACアダプタを接続しないと電源が入りません。」この文章を読むと初めての時だけACアダプタを接続しなければいけなくて、後はコンセントに直接でいいと思ってしまう。ACアダプタの機能を知っているメーカーにとってはそんな事なんで分からないのだと思うが、素人はそうではない。直流で作動するノートパソコンは交流を直流に変換するACアダプタが必要な事は悩んだ末にネットで知った。
日比谷公園の平成27年東京都観光菊花大会会場にて
マニュアルとは専門家が素人に解らせるための解説書なのだから素人目線は基本中の基本だ。
これを怠っておいて万が一訴訟を起こされた時のエクスキューズのために「安全にお使いいただくために」などは編集されている。企業としては万全を期していきたいのは分かるが常識の範囲で処理すべきものはもっと簡潔にすべきだ。
肝心な事を欠落させておいて、余計な事に神経を使っているのはまさしく情報過多社会のひずみだ。
盆栽菊花の作り方も丁寧に説明していました
レモンエゴマのインデックス表示を忘れて公開していなかった事を受けて、もしかしたらノコンギクもと思って調べてみた。こちらは何と作りかけだった。去年の12月頃作り始めたのはいいが中断したままだった。完成させたノコンギクをようやく昨日アップした。
花が群がって散形状に付くノコンギク
2日は雨の中を前日来た小学1年の孫と本屋に出かけた。スマホを充電器に差したまま忘れて行った。女房に連絡を取りたい事ができて赤電を探した。東北大震災で羽田空港に足止めを食った時、携帯がつながらず公衆電話に長蛇の列ができた。それ以来公衆電話復活の気運があったはずだがスーパーでどこを探しても無い。レジの女の子に聞いたら「何をこのボケじい」という顔をされた。スマホ世代には赤電など過去の遺物なのだろう。
ナカナカ手を付けられず10月の寒露、霜降より後回しになってしまった秋分の日の田島ケ原サクラソウ自生地模様をアップした。ご覧いただければ幸いだ。
秋には多く見られるヒメアカタテハ
花柱の変化した白毛を痩果の先端に付けたセンニンソウ