今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

「春」になりました>小川珈琲 季節限定品

2023年03月21日 | コーヒーの話・珈琲道

 
 小川珈琲の季節限定商品が好きで、新しいのを見かけるたびに買ってます。先日見つけたのが「春」。もう春ですしね。

 最初に買ったのが昨年の「夏」だったのですが、それが凄く良くて気に入ってました。特に苦みは強くないけどコクがあって、後味に酸味が残る感じ。濃く作らなくても、味と香りを感じられるのが好みです。

 その季節限定シリーズが全部いいかというと「秋」はちょっと苦みが強くて好みではなく、「冬」もまあまあ良かったのですが「夏」ほどではありませんでした。

 そこで今回の「春」。さっそく試してみたら、これはなかなかいいですね。「夏」に近いかもしれません。これらの商品にどういう違いがあるのか、小川珈琲のサイトで調べてみると、

春 → 生豆生産国名:ブラジル、エルサルバドル他 中細挽き
夏 → 生豆生産国名:エルサルバドル、ブラジル他 中細挽き
秋 → 生豆生産国名:エチオピア、ブラジル他  細挽き
冬 → 生豆生産国名:グアテマラ、エルサルバドル他 中細挽き

ということでした。

 「秋」で苦みを感じたのは、豆もそうでしょうけど挽き方に原因があったのかもしれませんね。こうやってみると「春」と「夏」は似てますね。もちろん、ブレンドの度合いは違うのでしょうけど。

 ということで、「春」も結構気に入ったのでこれからしばらくはこれで行けそうな気はします。「夏」もいいですしね。私はコクと酸味を重視しますので、特に「ガツン」と来る苦みはいりません。その辺は人それぞれですから、好みのを探せばよろしいかと。

 ちなみに休みの日は自分でドリップで入れますが、平日はドリップバッグのコーヒーを飲んでます。以前はインスタントも併用してた事がありますが、今はやめました。その辺は拘りたいところであります。


テレ朝「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」終了しました(ネタバレあり)

2023年03月20日 | ドラマレビュー
 
 テレ朝で土曜の夜に放送していたドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が終了しました。何しろ遅い時間のドラマで毎週録画にしてたため、何時からやってたかは今も知りません。リアルタイムでは一度も見てないし。

 初回を見た感じではつかみどころがないというか、そもそも面白いのかどうか評価不能だったのですが、途中から俄然面白くなりました。今期のドラマでは今のところ一番面白かったかも。

 ストーリーとしては、代々続く花火店の親子が主役で、息子が高橋一生、父親は橋爪功。ある日突然「すまん…」と一言を残し父が急死、1人取り残された息子は途方に暮れるが、そこに謎の美女(本田翼)が現れ自分だけのために花火を上げて欲しいと言い、その後弟子として住み込みに。そして、死んだはずの父親が、当たり前のように日常に現れて…、というのがストーリー。

 とにかく、登場人物がほぼ高橋一生、橋爪功、本田翼の三人だけで、その点かなりチャレンジングなドラマとも言えます。しかも、死んだはずの人が出てくるというのは今期TBSでも同じネタのドラマもあったので、その設定はなかなか勇気がありましたね。なお、以下の感想はネタバレも含みますので、ご注意下さい。


























 最初に出てきた父親の幽霊が、実は幽霊ではなく息子の願望が作り出した幻であったというのはなかなか面白かったです。とはいえ、「幽霊じゃないのでは?」というのも私は薄々感じてました。しかし、その後本物の幽霊が出てきて、住み込みの弟子である本田翼はそれが見える人という設定もでき過ぎとはいえ面白かったです。

 なんと言っても、それぞれのキャラクター設定が絶妙で、高橋一生のあらゆるものへのこじらせ方が徹底してて面白く、本田翼の何を考えているかわからないキャラもブレがなかったし、一番面白かったのが橋爪功の暴れっぷり。この幽霊の使い方が、単なる「ゴースト/ニューヨークの幻」のオマージュではなかったのがヒットでした。というか、集中すると物を動かせるとか誰かに乗り移るとかいうのは一切なかったので、ゴースト系のネタはなかったですね。

 本田翼は前クールの某ドラマでクソミソに言われてましたが、あのドラマのあの設定では誰がやっても男性アイドルのファンから反発受けたでしょう。実際は美人だし存在感あるし、今回は脚本も良かったのでしょうが、それを受け止めて100%以上表現したという点で評価します。はまり役ですね。

 とにかくスタッフの間で「こういうドラマにしたい」という意識がきっちり共有されていないと今回のような雰囲気にはならないでしょうから、演出家、出演俳優、スタッフ等すべての関係者を評価します。アッパレをあげましょう。再放送あれば見てもいい感じです。

 なお、同様のネタであるTBSの「100万回 言えばよかった」は最後まで見ましたが、今のところレビューを書く気力はなし。ま、最後まで見られたので、まずまず良かったということにしておきましょう。←偉そう

日テレドラマ「リバーサルオーケストラ」終了しました

2023年03月19日 | ドラマレビュー

 
 日テレで水曜夜10時からの「リバーサルオーケストラ」終了しました。「地味な市役所職員が実は元天才少女バイオリニストであり、性格に難がありそうな世界的マエストロとともに地元の交響楽団を立て直す」という話でしたが、主演の天才バイオリニストに門脇麦、世界的マエストロが田中圭。

 初回見た感じは凄く楽しくて、オーケストラの演奏の様子を見るのも好きなので、このドラマはかなり楽しめました。リアリティがないというか、漫画みたいな、という感じではありましたが、そこは深く考えるドラマではないでしょう。

 実際プロのオーケストラの現場っていうともっとピリピリするものだろうし、各自の技能的な問題やそこで生じる人間関係も単純ではないでしょう。しかも「そんな奴おらんで」というキャラクター設定ばかりではありましたが、そこに突っ込む気にならないのも雰囲気の楽しさのせいでしょう。

 門脇麦は民放のゴールデンタイム初主演だそうで、私は「まれ」の印象が悪かったのが、「麒麟がくる」とこのドラマでチャラになりました。この人と妹役の恒松祐里のキャピキャピした雰囲気は可愛らしくてすごく楽しかったです。あとは、私のアイドルの濱田マリさんも出てたので、そこもポイント高いです。

 ストーリー的には結局何をどうしたいのかわからない話でしたが、最終回の門脇麦と田中圭のドア越しの怒鳴り合いはなかなかスッキリしたし、難しいことを考えないで見られるドラマとしては毎週楽しみでした。評価します。ま、DVD-BOXとかはいらんけど。


ギターマガジン読み放題ですって

2023年03月18日 | 昔の音楽雑誌の話
 
 ギターマガジンは老舗の音楽雑誌ですが、なんと定額でバックナンバー読み放題という太っ腹なWEB企画が始まりました。現在は1980年12月号~1981年12月号の13冊が本棚に公開されていて、今後毎週1年分ずつ増えていくとか。

 ギターマガジンがいつ頃から発行されていたのかはわかりませんが、1980年というと私は高2。当時、ヤングギターやPlayerは毎号欠かさずチェックしてたのですが(すなわち立ち読み)、ギターマガジンが書店に並んでたかどうかというのは記憶にありません。

 音楽雑誌も色々あって、今やなくなってしまったものもありますが、ギターマガジンは今も発行されていて私は時々買ってます。そのバックナンバーが読み放題というのは、本当に夢のような話。しかも月額649円ポッキリというと、私にとってはあらゆるサブスクの中で最もお買い得な印象。もちろん、即登録してしまいました。かえって「雑誌一冊買うより安いのに大丈夫か?」と思ったりします。

 ざっと見てみると、インタビューも講座も新製品レビューも時代を感じて、なおかつためになる話も多いし見応え十分。前に読んだ井上尭之さんのインタビューとか、ハウンドドッグの西山毅さんのギターコレクションの号とか読みたくて、ネットオークションで探そうかと思ってたのですが、その必要はなくなりそう。

 これにてネットオークションでバックナンバーが売れなくなるか、あるいはこちらで内容を確認して実際の号を手に入れたくなるとか、特定の号がピンポイントで価格高騰するのか、その辺どうでしょうね。注目したいです。

 まずは各号チェックしますが、81年のあたりでは土方隆行さんがリズムギターの講座をしてたのですね。興味深いです。とにかく関心のある方はこちらからどうぞ

ドラマ「星降る夜に」終了しました

2023年03月17日 | ドラマレビュー

 テレ朝で火曜夜9時からの「星降る夜に」が終了しました。主演が吉高由里子と北村匠海で、脚本は大石静先生。「大人のピュア・ラブストーリー」だそうですが、私としては吉高由里子主演で大石静脚本なら嫌でも期待してしまうところでしたが、初回の感想は「あまり…」で「一応継続」と宣言してました。

 それで、全体を通しての感想としては「まずまず面白かった」というところです。結構強引な展開があったとは思うし、あり得ないシチュエーションばかりという感じはしましたが、「あり得ないけど絶対ないわけではない」というあたりを絶妙に突いてくるのが大石作品。あとは、初回からやたらキスシーンの多いドラマという印象なので、それが好きな人は結構喜んだかも(?)。

 登場人物が結構多かったですが、どれもキャラクター設定がしっかりしてたのはさすがベテラン脚本家の技。妙なキャラも最後までブレなくてよかったです。あとはディーンフジオカは新境地でしたでしょうか。ムロツヨシと配役が逆だったら、真剣に怖いドラマになったかもしれませんが、その辺はバランス感が良く今回はお二人ともいい味出してました。

 テーマとしては、去年「サイレント」があったばかりだし、そちらは見てなかったのですが「また?」と思わないでもないです。ただ、「好きだ」「愛してる」とか「手話なら言える」っていうのもなんとなくわかります。それに限らず、手話ではあんまり細かい表現はやらない感じだし、恋人同士のコミュニケーションとしてはドラマに使いやすいのかもしれません。あとは細かいネタですが、アダルトビデオの「喪服でイェイ!」というのはジワジワ受けました。

 とにかく、思ったよりは面白かったということで評価しておきましょう。DVD-BOXとかはいらんけど。


案外多いのが日常生活での相撲用語

2023年03月16日 | 日記・雑記・ただの戯言
 先日は野球用語の話をしましたが、今日は相撲用語について。考えてみれば、日常生活やビジネスの場で出てくるというと、野球用語より多いかもしれません。よく耳にするのは以下のようなもの。

勇み足
うっちゃり
物言い
仕切り直し
殊勲賞
序ノ口
肩透かし
胸を借りる
他人のふんどしで相撲を取る
同じ土俵で戦わない

 ここで気をつけなければならないのは、相撲用語だと知らずに使っているものが多いこと。勇み足、仕切り直し、肩透かし、などは特にそうなのではないでしょうか。

 厳密に相撲の世界を再現するのだと、考え抜いた企画をボツにされ「ま、ここは仕切り直しだね。」と言われた会社員が、翌日はちょんまげしてまわし締めて出勤し、上司にドーンとぶつかるのは快感かも。

 あとは、いかにも相撲用語だけど普通に使うのが「他人のふんどし」「同じ土俵」など。ふんどしの方は、コロナ禍で感染対策が徹底されている昨今、まわしの貸し借りはないでしょうからもう死語かもしれません。股間からコロナウイルスが感染するするかはわかりませんが、あそこが感染するのがいわゆる「チンコロ」でしょうか(?)。

 同じ土俵で戦わない、同じ土俵に乗らないというのも営業現場ではよく言われます。強力な対抗品が出てきた時などに、会社からは「相手が何を言ってきても、同じ土俵には乗らないように。」などと何度言われた事か。

 しかし、こっちは嫌でも相手が無理やり土俵に乗ってくる場合はどうしたらよいのでしょう? 「言うのは簡単だけど現場はどうしたらいい?」という典型的な用語ではあります。

 あとは「胸を借りるつもりで行ってきなさい。」なんてのは、その通り行動するとセクハラどころか痴漢になりますのでご注意を。

 ビジネスの現場でなくても、中森明菜さんのデビュー曲は「スモウ・ローション」でしたし、横浜銀蝿も「突っ張りハイスクールロケンロール」歌ってましたから、歌謡界にも相撲は浸透してます。相撲用語の禁止、排除というのは無理でしょうね。かなりしぶといです。いわゆる二枚腰というか。←と、ここにも。

石川ひとみさんがゲストでした>NHK「らじるラボ」(2023年3月15日)

2023年03月15日 | 石川ひとみ
 
 NHKラジオ第一「らじるラボ」本日のゲストは、今年デビュー45周年となる石川ひとみさんでした。9時台はパーソナリティーの伍代夏子さん、NHKの吾妻アナとのトーク、10時台は肝臓の専門医を招いて肝炎の話で、そちらにも出演してました。(ただし、今回のトークは2週間前に録音したもの。)

 石川ひとみさんといえば、NHKでは「プリンプリン物語」や「レッツゴーヤング」でお馴染みですが、ニャンちゅうと一緒にひとみお姉さんとして子供番組にも出演してたので縁は深いです。今回はもちろんプリンプリンの当時の話もありました。今年はデビュー45周年ですが、なんと伍代夏子さんはデビュー曲「右向け右」を知ってました。素晴らしい。

 今年は45周年ということで記念アルバムが出ることと、記念のコンサートは秋ごろだと思うという話もあり、さらに私はメールを読んで貰えて大感激でした。実は吾妻アナにメールを読んで貰うのは二度目なので、もう足を向けて寝られません。とはいえ、NHKってどっちの方向だったかなぁ…。

 放送は3月22日のお昼まで聴き逃しサービスがあります。(9時台の「夏子のおしゃべりしましょ♪」はこちら、10時台の肝炎プロジェクトの話はこちら。) おしゃべりあり、曲もありの楽しい放送でしたので、皆さま是非どうぞ。さあ、45周年だ!

ルックスもサウンドのうちだ!>田中一郎のギター・アッパーカット2。

2023年03月14日 | ギターと楽器のこと
【箱モノギター番外編】田中一郎のギター・アッパーカット2。



 「ルックスもサウンドのうちだ!」というのは、甲斐バンドの松藤さんによる名言だそうです。すなわち、弾きやすくて音もいいギターがあればみんな使うはずなのに、扱いにくくて音の調整も難しいようなギターをわざわざ使うのは、やはりルックスを重視するから。そもそも弾くのは人間なわけで、好みのルックスのギターを弾けば気分も上がって音にも影響するだろうということでしょう。

 今回の「田中一郎のギター・アッパーカット2。」は、本来「箱モノギター番外編」だったのですが、そんな話も飛び出しました。実際は箱モノの話はそんなでもなかったような。

 ルックス重視と言えば、すぐ思い出すのはやはりムッシュかまやつ。スパイダース再結成の頃にはVOXの丸っこいギター持ってたし、その後もなんかチープな雰囲気のビザール系のギターを持ってた印象が強いです。あとは、東京事変の浮雲さんも完全にルックス重視でしょう。妙なギターを持ってました。

 弾きやすくて音がいいというと、みんながみんなレスポールかストラトを選ぶかというと、実際世の中そういう部分は大きいとはいえ、個性的なギターは弾く人が弾けばかっこいいですしね。

 さて、一郎さんの番組ですが次は何のギターでしょう? 登場してないのはリッケンとかスタインバーガーとか、あるいは変形ギター系か。そういえば、一郎さんはメタルギターの広告にも出てたような。まずは次回も期待しましょう。

心はすでにあまちゃんへ

2023年03月13日 | 新着ドラマの話題

 
 現在「本日も晴天なり」を放送しているBSPでの朝ドラアンコール放送ですが、なんと来月から「あまちゃん」が始まります。本日ニュースリリースがありました。あの放送が2013年でしたから、あれから10年経ったのですね。
 
 とはいえ、過去にもBSPやファミリー劇場で再放送してますし、朝のアンコール放送も2015年にやってます。あの時BSPでは毎朝7時15分から「あまちゃん」、7時半から「まれ」でした。

 私は朝ドラに限らず、これまで見たすべてのドラマの中で「あまちゃん」が一番かもしれないと思うものですので、全話録画して保存版にしてあります。なので実際はいつでも見られますが、あれは毎朝一話ずつ見るのが正しい楽しみ方のように思います。そもそも朝ドラですし。

 本日の画像は、2014年に聖地巡礼の旅で久慈のあまちゃんハウスに行った時のもの。今回どれくらい話題になるかわかりませんが、あのドラマの

「おら、この人みてぇになりてぇ~。」
「水野晴郎か」

とか、

「一般男性~。ルパンさんせい~。」

とか、

「よく見ろ。レディオガガだ。クイーンのな。」

というネタが大好きなので、そういうのがまた通じるようになるのが理想です。あとは、埼玉県のアイドル入間しおりさんも見られますし。ま、ドラマ見てなかった人には理解できないでしょうが、まあいい、わかるヤツだけわかればいい!


それ、実は野球用語ですよ

2023年03月12日 | 日記・雑記・ただの戯言
 先日「なんでもスポーツに例える奴にはレッドカードだ!」というネタを考えたのですが、日常生活では無意識のうちに野球用語を使ってしまうことがあります。どちらかというと中高年の男性に多いのではないでしょうか。私ももちろんその年代ですが、子供の頃から遊びといえば広場で野球、アニメは「巨人の星」「アパッチ野球軍」「ドカベン」、漫画は「アストロ球団」「野球狂の詩」、テレビも毎晩ナイター中継で「巨人を見ずにメシが食えるか!」なんて言ってましたし。

 それで、職場や家庭での会話で何気なく出てくる野球用語を考えてみました。それは以下のようなもの。

アウト
セーフ
逆転ホームラン
完封
先発完投
四番打者
隠し球
滑り込みセーフ
牽制球
場外弾
ファール
ピンチヒッター
トップバッター
キャッチボール などなど。


 紅白歌合戦でも、「白組のトップバッターは…。」なんて言いますけど、「バッターじゃないやん!」と怒る人もいるかと思いますし、遅刻ギリギリに駆け込んで来た奴が「滑り込みセーフでした。」とか言うと、「お前は駆け込んで来たのであって、滑り込みはしてない。」と突っ込みたくなる人も多いかと思います。

 いまはWBCで盛り上がってますが、通常のペナントレースでは民放のゴールデンタイムの地上波野球中継はほぼなくなりましたし、TBSの中継だと画面の隅に用語解説が出てるくらい。今後は野球用語が通じない、もしくは安易に野球用語を使うのはけしからんという世の中が来るかもしれません。近未来の話として、野球が大嫌いな人が総理大臣になって官僚やメディアが忖度し、野球用語を自主規制するというようなSF小説はどうでしょうか。

 そうなると、スポーツニュースでも野球のコーナーはなくなるし、プロ野球出身のコメンテーターはワイドショーから姿を消します。もう「オレ流」なんて言ってられません。そして、その次は市民社会でも密告合戦が始まるでしょう。野球用語はすべて失言とされ、うかつに口にすると出世レースから外れる事にもなりかねません。

 想定される状況としては、ある会社で若手社員が人事部に駆け込んで、

社員「さっき課長から『君には将来の四番として期待してる。』なんて言われました。それってアウトですよね?」
人事部長「お前もじゃあ~!」

てな事があるかもしれません。

 こういうのは、筒井康隆先生だとサラサラっとショートショートにできるかもしれませんね。なんにしても、将来本当にそういう時代になると、かえって「好きな野球用語は隠し玉と振り逃げです。」というような若者が面接で受けるかもしれませんね。知らんけど。