九州の辺境から関西に出てきて43年目になり、自分では関西弁も板についたと思うし、関西圏以外の人間には関西人に見られることも多々あるが、ネイティブからは未だに変な関西弁と言われる。
イントネーションというか、アクセントの位置がおかしい時があるらしい。
九州のイントネーションは基本的に標準語のそれに近い。
関西弁は裏打ちというかシンコペーションなのだ。
単語だとうまく発音できても、文章になると九州アクセントが出るらしい。
イントネーションやアクセント以上に、関西弁習得の障壁となったのが、いわゆる話のオチだ。
どんな短い会話でも関西人はオチを重視する。
なまじ長い話をすると、それこそ、内容うんぬん以前に、聞き手はどんなオチが待っているのか、無言のプレッシャーをかけてくる。
オチがないと、どんな興味深い話でも、面白さ半減の烙印を押される。
最初の頃はオチを先に考えてから話をしていたが、今では話しながらオチを考えられるまでには成長した。
それでも関西人のオチには負ける。
内容の伴わない話でも、オチが光れば面白い話ということになるのである。