★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

JIMI:栄光への軌跡

2015年04月17日 15時53分49秒 | 徒然(つれづれ)
 本日、膵臓の定期CT検査のため有休。
 検査は朝9時からだったので、小1時間ほどで終了。
 その足で梅田へ出て、王将で餃子とビールのランチ。
 
 12時からテアトル梅田で、ジミ・ヘンドリックスの1966年から1967年までの2年間を描いた「JIMI:栄光への軌跡」を鑑賞。以下はその感想。

 観客は20人ほどで、大部分がシニア割引対象者の爺婆。還暦の私が言うのも変だが、あきらかに私より年長者が多かった。
 それにしても95席の小箱が、ガラガラ状態だったのには、少なからず驚いた。
 ジミヘンって、若者には知名度が低いのか。
 
 あらかじめサイトで情報収集していたが、あらすじは、NYのクラブでジミのギタープレイに惚れ込んだ、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの元カノ、リンダが、自身のギターさえ持たないジミにキースのストラトキャスターをプレゼントし、アニマルズのチャス・チャンドラーをマネージャーに仕立て、イギリスでデビューさせるというもの。
 アメリカでの凱旋メジャーデビューの直前まで、というのがミソだ。
 
 劇中、エリック・クラプトン率いるクリームとのジャム・セッションや、ビートルズのアルバム・リリース記念ライブでの、名曲「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」のライブ演奏などを挟み込み、それなりに興味をそそる作りになっていた。
 クリームとのジャム・セッションでは、ジミの圧倒的なギターテクに恐れをなしたクラプトンが、ヘソを曲げて引っ込んでしまうというオチまでついていた。
 サージェント・ペパーズ…に関しては、発売直後のアルバムを買ってきて、出番前の30分でコピーするという離れワザをやってのける。
 
 2時間弱という、最近の映画にしては長尺にもかかわらず、タイトな画面展開で、退屈せずに見終わってしまった。
 欲を言えば、アメリカでのブレークも最後に付け加えてほしかった。
 あと、ミュージシャンものとしては、楽曲がいかにも少なすぎた。
「パープル・ヘイズ」のパの字もなかったのは残念だ。
 シニア割引で観ている還暦オッサンが、そこまで望むのは贅沢か。
コメント
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