★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

衣食足りて礼節を知る

2015年07月14日 21時15分40秒 | 徒然(つれづれ)
 衣食足りて礼節を知る、は子供のレベルだろう。
 常識足りて価値を知る、で一般人レベルか。
 知識足りて世界を知る、が最も上級のレベルだろう。
 自問するに私のレベルは、常識足りてと知識足りての中間レベルか。
 
 物事を判断するにおいて、その基準となる常識や知識は多岐にわたるが、すべて完璧に身につけるのは不可能だ。
 人それぞれに得手不得手、好き嫌いと偏りが出るものだ。
 卑近な例では、文系は得意だが理数系はからっきしだとか、天才物理学者が常識的なことを知らないとか、プロ野球選手やお相撲さんが中学生程度の学力しかないとか。

 常識は義務教育程度で身につくが、知識はそれ以降の自主性や努力でその蓄積量が左右される。
 ほとんどの場合は大学受験期がそのピークだろう。
 私もそうだが、主に勉学の知識は高校、大学止まりだろう。社会に出てからの経験をもとに得られる知識、あるいは趣味性の高い知識はそれ以降にも蓄積されるだろうが、やはり価値判断の基準となる知識は高校、大学時代までに吸収した知識だ。

 人はどうか知らないが、私の物事の価値判断の基準はそうである。
 高校や大学時代に読んだ本、聴いた音楽、観た映画、付き合った人、聞いた話が、そのもとになっているのだ。
 SF小説やビートルズ、「砂丘」や「小さな恋のメロディ」、友人や女の子や噂話など、大したものはないが、知識の広がりのキーにはなっているように思われる。
 そのキーから自分なりに発展させ、模索し、発見し、関連付けられた知識の蓄積が、今の私の物事の判断基準だ。
コメント
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