★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

平凡パンチと週刊プレイボーイ

2024年11月08日 07時42分42秒 | 徒然(つれづれ)
 中学、高校で勉強するにあたって、基本は教科書だったが、当然、それだけでは足りない。
 そこで、参考書の出番だ。
 教科書だけではわからなかった事柄が、参考書によって、なるほどと納得できたケースは少なくない。
 教科書の補足的、補完的な役割を担う、参考書のおかげで、私たちは受験勉強をなんとか乗り切った。

 ビートルズのレコードを教科書としたら、参考書は音楽雑誌だ。
 しかし、如何せん、当時は音楽専門誌、それもポピュラー音楽を扱う雑誌がほとんどなかった。
 
 かろうじて、『月刊平凡』や『月刊明星』なとが、青春歌謡やグループサウンズを扱うオマケみたいに、ビートルズや洋楽の話題も取り上げていた。
 そんな中にあって、『平凡パンチ』と『週刊プレイボーイ』は、若者文化や流行、ファッション情報と並んで、ビートルズを取り上げていた。
 
 田舎のマセた中学生は、当初、グラビア目当てで買っていたが、時を経ずして、その若者に特化した情報発信に興味をそそられていった。
 ビートルズや三島由紀夫を知ったのもその2誌からだ。

 その2誌はビートルズに関する参考書というより、私の青春のバイブルみたいなものだった。
 それに影響された高校時代の私は、休日はVANジャケットに身を包み、丸めた『平凡パンチ』を片手に、レコード店でビートルズを聴いていた。

 インターネットなどない時代、私にとって、ビートルズを知る上で、『平凡パンチ』と『週刊プレイボーイ』の果たした役割は大きかった。
 中学、高校時代の私は、レコードから得られるより多くの、ビートルズに関する情報を、その2誌から得ていたと言っても過言ではない。
 その情報も、時代背景や流行に即して、時には特集を組み、熱く、かつ、わかりやすく解説していた。

 日本でビートルズ人気が末永く定着した一因は、『平凡パンチ』と『週刊プレイボーイ』によるところも少なくないように思われる。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恐怖マンガの巨星墜つ | トップ | 映画みたいな夢 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然(つれづれ)」カテゴリの最新記事