★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

1966年6月29日

2015年04月11日 18時06分43秒 | 徒然(つれづれ)
 1966年、私は小学6年だった。世の中の好景気は、東京オリンピックが終わった後も続き、数年後に迫った大阪万博景気へとシフトしていた。
 戦後の日本が一番輝いていた時代だ。

 最高学年で、怖いものなしの私は我が世の春を謳歌していた。
 勉強もそこそこに、放課後は草野球に明け暮れ、テレビにかじりつき、漫画を読みまくり、野山を駆け回っていた。
 
 歌謡曲を中心とした音楽番組に興味を持ったり、エレキの若大将、加山雄三に憧れEPレコードを初めて買ったり、友達の家の月刊平凡や明星を愛読するするようになったのもその頃だ。
 青年団のお兄ちゃん達がエレキバンドを組んで、公民館で練習していたベンチャーズの曲がかっこよかったのを覚えている。
 子供心に、私もいつかはエレキギターをマスターして、バンドを組もうと思ったものだ。

 夏休みまでに3週間というある日、夕食時に見ていたテレビのニュースで、日航機のタラップ上で、カメラに向かって手を振る法被姿の外人4人組を写していたのをおぼろげに覚えている。
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辛そうで辛くない少し辛いラー油

2015年04月11日 11時24分05秒 | 徒然(つれづれ)
 桃屋の「辛そうで辛くない少し 辛いラー油」、いわゆる食べるラー油を遅ればせながら食した。
 スピンオフというか、類似品もたくさん出てるが、まずはオリジナルということで、桃屋にした。

 なたね油に唐辛子、フライドガーリック、フライドオニオンなどが入って、ほんのり塩味が効いて確かに美味だ。
 ご飯ともベストマリアージュだ。
 身体には悪そうだけどね。

 なたね油をオリーブオイルにして、食塩をアンチョビにしたら、もっと軽くて旨くなるのになあ。
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土の味のレモンジーナ

2015年04月11日 10時49分31秒 | 徒然(つれづれ)
 サントリーの炭酸飲料レモンジーナが、土の味がするとの評判だったので、近所のローソンで買って実際に飲んでみた。
 なるほど、ほのかに土の味というか、埃っぽい後味が残る。
 発売2日で当初計画数に達して、出荷休止になったほどだから、決して不味い訳ではない。
 それどころか癖になる味だ。
 酸いも甘いも知った上での土の味だ。
 メーカー戦略の勝利だね。

 この土の味が流行かどうかわからないが、最近、偶然にも、松屋と松乃家で土の味に出くわした。
 松屋の「豚バラにんにく味噌炒め」と松乃家の「チーズトマトチキンモモかつ」だ。
 どちらも食べてみると、レモンジーナに似た埃っぽい土の味が混じっている。
 しかし不味いことはない。
 普通に、また食べてみようと思わせる。

 普通の味に飽きた客の味覚への挑戦なのか、土に還るというか、自然回帰志向がそのような形で出現したのだろうか。
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故郷のオリンピック景気

2015年04月07日 21時36分23秒 | 徒然(つれづれ)
 2020年は東京オリンピック。
 実に56年ぶりの東京開催だ。
 
 1964年のオリンピックの時、私は九州の片田舎の小学4年生だった。
 オリンピックの1、2年前から日本は好景気に浮かれ、その余波は九州の辺境の地まで波及していた。
 同じ頃、地元の炭鉱景気はピークを過ぎていたが、オリンピック景気に引きずられ、終焉宣言は先延ばしにされていた。
 
 私の村からバスで20分ほどの町には、繁華街が出現して、銀天街のアーケードには、デパートやスーパー、レストランやパチンコ店が軒を連ねた。
 映画館に至っては、小さな町なのに5軒も乱立していた。
 屋根付のでっかいバスターミナルができ、ハブ空港並みの賑わいを呈していた。
 日曜日には正装して、親に連れられて映画や買い物に行くのが楽しみだった。
 
 今にして思うと、あの頃が田舎のバブルの絶頂期だったのだろう。
 現在では過疎化が進み、昔日の面影はどこにもない。
 
 故郷を思う時、一番最初に脳裏に浮かぶのが、あの輝かしい繁栄の風景だ。
 
 夏草や兵どもが夢の跡。 
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ジャンキーディナー

2015年04月07日 20時18分17秒 | 徒然(つれづれ)
 レイニーイブニングの晩飯は、カルビー堅あげポテトとコカコーラ。
 野菜が足りないので、塩ラー油キャベツをサイドで。
 ジャンキーだね。てか、オタクやん。
 
 見るからに身体に悪そう。
 若者にはお勧めできないな。
 老い先短い還暦オヤジにはピッタリだけどね。

 ポテチとコークはローソン直取りだけど、塩ラー油キャベツは、こだわりの手作り。
 手ちぎりキャベツとアジシオと食べるラー油を、ビニール袋に入れて振って揉んで、それだけ。
 これが結構イケるんです。

 堅あげポテトは、食べると必ず口の中を怪我するけど、コーラで消毒して、塩とラー油で止血。
 
 こんな晩飯を食ってる奴がいたら、ぜひお目にかかりたいな。
 きっと生涯の友になれるだろう。
 
 ロッケンロール♪
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関西弁とオチはセットだ

2015年04月06日 21時20分58秒 | 徒然(つれづれ)

 九州の辺境から関西に出てきて43年目になり、自分では関西弁も板についたと思うし、関西圏以外の人間には関西人に見られることも多々あるが、ネイティブからは未だに変な関西弁と言われる。
 イントネーションというか、アクセントの位置がおかしい時があるらしい。
 
 九州のイントネーションは基本的に標準語のそれに近い。
 関西弁は裏打ちというかシンコペーションなのだ。
 単語だとうまく発音できても、文章になると九州アクセントが出るらしい。

 イントネーションやアクセント以上に、関西弁習得の障壁となったのが、いわゆる話のオチだ。
 どんな短い会話でも関西人はオチを重視する。
 なまじ長い話をすると、それこそ、内容うんぬん以前に、聞き手はどんなオチが待っているのか、無言のプレッシャーをかけてくる。
 オチがないと、どんな興味深い話でも、面白さ半減の烙印を押される。
 
 最初の頃はオチを先に考えてから話をしていたが、今では話しながらオチを考えられるまでには成長した。
 それでも関西人のオチには負ける。
 内容の伴わない話でも、オチが光れば面白い話ということになるのである。

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あの学習、役に立っている?

2015年04月04日 23時08分10秒 | 徒然(つれづれ)

 学校で習ったもので、社会に出てから絶対に使うことはないと思ったものは多々ある。
 特に理数系の公式や化学式など、その分野の仕事でない限りほとんど使わない。というか、覚えてもいない。
 連立方程式、因数分解、化学式、サイン、コサイン、タンジェント…使ったことないなあ。でも覚えるのにずいぶん時間を費やしたように思う。


 ひとつだけ、役に立ったものがある。
 順列・組み合わせだ。
 競馬をやる私にとって、三連複や三連単の組み合わせが、何通りあるかを計算するのに役に立つ。
 掛け算の九九並みというわけにはいかないが、わずかな時間で計算が可能だ。
 締め切りが迫っている時など重宝する。

 おっと、文系でも使わないものがあった。
 I love you だ。

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ちょっと怖い話

2015年04月04日 21時27分12秒 | 徒然(つれづれ)

「課長、一昨日の晩飯、何食ったか覚えてますか」
 昼休みから戻った部下が聞く。
「そんなもん、いちいち覚えてるか」
 私は答える。
「初期の認知症の人間は、一昨日の晩飯が思い出せないんですって」
「バカなこと言ってないで、仕事しろ」
 決算時期の忙しい時に、能天気な奴だ、と私は苦々しく思いながら、作成中の書類に目を戻した。
 
 文字がかすんで見える。
 雨の関門海峡だ。
 門司が霞んで見える。
 オヤジギャグが頭に浮かぶくらいだから、私もまだボケてないな、と思わず口元がゆるむ。
 
 ところで、一昨日の晩飯は何だったかな。家で食べたよな。
 意識して食べてないから覚えてないのも無理ないな。
 昨日の晩飯はと…なんだったっけな。
 え~と…思い出せないな。
 今日の朝飯なら…アレ? 思い出せない。
 食ったはずだよな…。
 
 昼飯は…アレ? ちょっと待てよ。
 俺、今日、昼飯食ったっけ。
 今、1時5分前だよな。
 えっ?

「俺、昼飯食ったっけ?」
 隣の部下に聞こうと思って、私は愕然とした。
 
 そいつの名前が思い出せない。

 

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飲酒の誘惑

2015年04月02日 12時43分33秒 | 徒然(つれづれ)
 私の昨今の飲酒のペースは、不可避の飲み会を除けば、2週に3回程度だから、アル中はおろか依存症でもないと言えるだろう。
 
 本来ならば週1回ペースを維持したいのだが、それがなかなか難しい。
 無性に飲みたくなる日があるのだ。
 
 なぜ飲むんだ、飲んでどうなるんだ、金の無駄ではないか、と心の天使は異を唱えるが、一回くらいいいだろう、楽しいじゃないか、金は競馬で稼げばいいだろう、と悪魔が囁く。
 だいたい悪魔の2勝1敗の実績だ。

 別に飲酒が悪いとは思わないし、楽しいひと時を享受できるのなら金の無駄遣いでもない。
 新しい出会いや、儲け話がないとも限らない。
 人生明日終わるかも知れないと思えば、聖人君子じゃあるまいし、今やりたいことはやるべきだと思う。

 言い訳だらけの人生だな、と天使が笑っているのが見えるような気がする。
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思い出の海外出張

2015年04月01日 20時45分48秒 | 徒然(つれづれ)
 インドア派といえば聞こえはいいが、根が出不精で旅行の類いはとんとご無沙汰だ。
 自分の意思で出かけた旅行は数えるくらいしかない。

 そんな私が、社用でどうしても行かざるを得なかった海外出張が、今から25年程前のイタリア、フランス出張だ。
 当時化粧品を担当していて、ボローニャで世界的な化粧品の展示会があるという情報を取引先が上司に持ち込んだ。
 当初は上司が行く予定だったが、どうしても都合がつかず、私にお鉢が回ってきた。

 しぶしぶ出かけた私だったが、気の置けない得意先の担当と輸入代理店の専務が一緒だったので、わりと快適な海外旅行もどきの出張だった。
 ビジネスクラスを予約してあったので、離陸してからすぐにアルコールメニューの端から端まで飲みまくった。
 旅程はミラノで一泊、ボローニャで2泊、パリで2泊に、機中泊が前後1泊づつ。
 ボローニャの展示会がメインで、ミラノとパリはオマケみたいなものだ。
 一応、出張申請書にはメーカー訪問、市場調査という名目にしていた。

 ミラノではドゥオーモ広場前のカフェでピザを食べながらビールを飲み、ブランドショップの立ち並ぶアーケードを散策した。
 ボローニャの展示会で印象に残っているのが、泥パックのデモンストレーションのモデルが全裸だったことだ。
 日本ではありえないことだ。
 存分に目の保養をさせてもらった。
 夜は中華レストランで酒を飲み、ボローニャ大学生のストリート・ミュージシャンにチョッカイを出して、ギターを借りて聴衆の前で日本のグループサウンズ・メドレーを披露した。

 パリではオフの日に、かのロンシャン競馬場へ乗り込んだ。
 馬券は取れなかったが、競馬友達に対しては自慢の種となった。
 夜はオペラ座の近くで、アフリカ系の女子大生をナンパして、ライブハウスに連れて行ってもらった。
 イタリアもフランスも英語が母国語ではないせいか、私たちのブロークンな英語で十分意思疎通ができた。

 今でも取引先の担当と久しぶりに会うと、あの時の思い出話に花が咲く。
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