徳冨蘆花『小説 不如帰(改版)』(岩波文庫)
やっと読みました、徳冨蘆花の不如帰(ほととぎす)。
前回、芦花公園の写真を出したのは、
もちろん「前振り」です。
明治31~32年に国民新聞に連載されて、
その後、出版されベストセラーとなりました。
粕谷図書館で借りた本は
1938年第1刷で、1997年第70刷のもの。
漢字こそ新字体になっているものの、
文体はそのままらしく、読みづらいこと!
後半になるとさすがに慣れてきましたが、
文章や内容を味わうというより、
必死で読み切った感じです……。
ストーリーは悲哀に満ちた物語。
浪子が嫁いだ先で姑にいじめられながらも
幸せな夫婦生活を送っていたところ浪子が発病。
結核と分かり、
軍人の夫、武男が軍艦に乗って家を不在にしている間に
浪子にも知らせられないまま、離縁をさせられてしまう。
そして、ほんの一瞬だけ二人は再会するものの、
浪子は死んでしまう。
なんとも悲しいお話です。
また、明治という時代背景がよく分かります。
でも、その時代にことを知るにはいいけれど、
実際のところ、いまと違いすぎて、
感想というものがあまり沸いてこなかった
というのが正直なところです。
最後まで読むのに必死で、味わう余裕もなかった、かな。
千歳村粕谷での生活の様子を描いた
『みみずのたわこと』のほうが
きっと読みやすいことでしょう。
次の課題です。
蘆花旧宅でのんびり読んでみたいと思っています。
やっと読みました、徳冨蘆花の不如帰(ほととぎす)。
前回、芦花公園の写真を出したのは、
もちろん「前振り」です。
明治31~32年に国民新聞に連載されて、
その後、出版されベストセラーとなりました。
粕谷図書館で借りた本は
1938年第1刷で、1997年第70刷のもの。
漢字こそ新字体になっているものの、
文体はそのままらしく、読みづらいこと!
後半になるとさすがに慣れてきましたが、
文章や内容を味わうというより、
必死で読み切った感じです……。
ストーリーは悲哀に満ちた物語。
浪子が嫁いだ先で姑にいじめられながらも
幸せな夫婦生活を送っていたところ浪子が発病。
結核と分かり、
軍人の夫、武男が軍艦に乗って家を不在にしている間に
浪子にも知らせられないまま、離縁をさせられてしまう。
そして、ほんの一瞬だけ二人は再会するものの、
浪子は死んでしまう。
なんとも悲しいお話です。
また、明治という時代背景がよく分かります。
でも、その時代にことを知るにはいいけれど、
実際のところ、いまと違いすぎて、
感想というものがあまり沸いてこなかった
というのが正直なところです。
最後まで読むのに必死で、味わう余裕もなかった、かな。
千歳村粕谷での生活の様子を描いた
『みみずのたわこと』のほうが
きっと読みやすいことでしょう。
次の課題です。
蘆花旧宅でのんびり読んでみたいと思っています。