ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

世田谷市民大学おもしろすぎ<2>

2023-10-13 23:00:37 | 日記
ちょうど1年前、吉見百穴を紹介していました(こちらこちら)。
あそこは本当に良かったですね。
その後、WBCで活躍したヌートバー選手の母親の出身地として
東松山が急に脚光を浴びていて、あ、行ったことある!と思い出したものです。

世田谷市民大学おもしろすぎ(こちら)、第二弾です。
今回も相変わらず、興味深い内容の講座でした。

農業の憲法ともいえる基本法(食料・農業・農村基本法:こちら参照)の見直しについて言及。
24年ぶりに見直される基本法の中間とりまとめでは、
食料自給率という言葉がなく、食料自給率向上のための抜本的な対策強化などは
言及されていない。
日本は戦後、米国の余剰農産物を処分する場所となってしまって、
食料自給率は下がる一方だった。
フードテックへの投資額は日本は出遅れているとして、
食の安全性や食料安全保障も蔑ろにし、
カーボンニュートラル達成、
農畜産業は温室効果ガスの主要排出源、
代替的食料生産が必要(人工肉、培養肉、昆虫食、陸上養殖、植物工場など)
として、企業ビジネスの介入を進めようとしている
(米国の巨大企業が儲かる仕組みになっているだけ)。
オランダ選挙では、現政権のノーを突きつけ、
新政党の「農民・市民・ムーブメント党(BBB)」が第一党となった。
日本では、そういったレベルの動きがない。
畜産農家では赤字が続いている。
畜産大手の神明畜産は負債575億円で倒産。
牛乳が余っているからと処分しろと言いながら、
生乳換算13.7万トンもの乳製品の輸入を続けている。
それは輸入義務ではないはずなのに(低関税を適用する枠というだけ)。
米国との密約があり、本来は義務でもないのに、
乳製品と米(77万トン)の輸入を続けている。
米に関しては、36万トンを米国から輸入することと密約で決められている。
それも、高い価格で買っている上、
おいしくないから50億円もかけて餌用に加工されている。
陰謀論だといわれるが、そうではなく、陰謀そのものだ。
酪農家は生産資材暴騰、畜産物価格の低迷、強制的な減産要請、
乳製品在庫処分のための負担金など、
苦しめられるばかりで、廃業や自殺者も続いている。

自分用にメモってみましたが、貴重な情報ばかりです。
北海道に行ったばかりなので、畜産関係の情報には興味あります。
政府は米国に動かされているだけ、顔色を窺って動いているだけ、ですね。
食料安全保障を最優先に考えないと、本当に大変なことになります。
軍事費にお金を使っている場合ではありません。
あとになって気が付いても遅いのです。

ある程度の年齢になったら、自分が盾になるつもりで、
若い世代のために尽くすこと、
そうおっしゃっているのがとても印象的でした。
それを基本姿勢として、学生たちに教えている、
問題点を指摘して現実を伝えようとしている、
そんな貴重なお方に出会うことができて大変うれしく思います。



うろ抜きという表現、初めて見ました。間引きの意味のようです。
ちびっこサイズのにんじんがカワイイですが、
にんじんの葉は好んで食べるほどでもないのでパス。すだち3個100円で購入。

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