ｂｊとJBL②

昨日の続き。

2000年、1部のリーグを2～3年後にプロ化する前提として、1・2部を「スーパーリーグ」と「日本リーグ」に名称を変更し、ホームタウン制を取り入れた地域密着型運営に移行した。
スーパーリーグ参戦時にはマスコミも巻き込むほどの人気だった。ただし新潟アルビレックスなど一部チームを除けば、ホームタウン所在地とは関係ない地域の試合が多く、ホームタウン制は機能しなかった。

2004年8月、新潟アルビレックスと所沢ブロンコス（現埼玉ブロンコス）は、バスケットボール日本リーグ機構と日本バスケットボール協会を脱退して、プロリーグ「日本プロバスケットボールリーグ（bjリーグ）」を結成するという構想を発表。

2005年3月、バスケットボール日本リーグ機構は、スーパーリーグを2007年秋にプロリーグ化することを宣言したが、新加入の福岡レッドファルコン（ライジング福岡）以外のスーパーリーグ所属企業チームや日本バスケットボール協会の主要役員がプロ化に反対した。
福岡を除くスーパーリーグ所属の7チームと北海道から新加盟チームレラカムイ北海道の全部で8チームで参加し、「日本バスケットボールリーグ」として開幕することが決まった。

2007年5月17日、日本バスケットボールリーグ設立委員会へ承継され発展的解散となり現在に至る。

なんともさまざまな思惑が交錯した末に、現在に至った感は否めないが、今後の日本バスケットボール界が世界と伍して戦うためには建設的に発展させていかないと未来は明るくならない。