虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

人を生かす

2013-08-08 04:51:20 | ビジネス
「半沢直樹」なる題名のドラマが人気らしい。
前回放送分の平均視聴率が27%だったとか。
このドラマの内容はざっくり聞きました。
なるほど、世間受けしそう(共感が得られそう)な内容ですね。

社会には、理不尽なことがたくさんあります。
特に会社(組織)や上司に関することは…。
私の経験では、それらにあまりいい印象がありません。
かくいう私もとんでもない社員でしたから、偉そうなことはいえませんが。

この「半沢直樹」じゃないけど、上司に対する対応も、人それぞれです。

上手く交わしていく人。
真正面から立ち向かう人。
適当にごまかす人。
顔色を見て判断する人。
他にも数多くの方法論があるのでしょう。

私の場合は好戦的な性格ゆえ、真正面から立ち向かう(言い方を換えれば歯向かう)部下でした。
今考えてみると、とんでもない(クソ生意気な)ヤツだったでしょう。
個人的には「やるべきことをしっかりやっていれば、何も文句はないだろう」という考え方(それは新卒当時から20年経った今でも変わらず)なので、どうしても訳のわからぬ論理には、その都度楯突いていました。
また口でも腕でも喧嘩には自信があったので、何者も恐いものなしでした。

結果、35歳の時に組織からハミ出し、やがて自分で信じた道を歩むことになり、現在に至っています。

人それぞれ考え方も違いますし、取り巻く環境も異なりますが、部下のこと、そしてチーム(集団)全体を真摯に考えられない上司は失格です。
それどころか、マズイ状況になったら、さっさと責任逃れをする上司が多いのではないでしょうか?
過去にそんな上司を腐るほど見てきましたし、あんな風にはなりたくないと心に決めたほどでした。

結論から言うと(上司が部下を)自分色に染めようと思っていることに、無理があると思います。
各人に個性があり、さまざまな考え方があります。
それぞれの持つ部分を尊重しながら、高いレベルで統合していくのが上司の役割です。
最終的に判断するのはリーダーであり、それに対する責任も持たねばなりません。
言うなれば「人を生かす」ことが上司の大きな役割であり、マネジメントの本質だと思っています。