虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

国道339号線

2013-08-27 09:10:20 | 旅行
国道339号線。

青森県弘前市から東津軽郡外ヶ浜町に至る一般国道で、全長が108.4kmあります。

東津軽郡外ヶ浜町の竜飛崎(岬)附近に「階段国道」と呼ばれる区間があり、階段部分は車両通行不能なのです。
結構、有名なのでご存知の方もいるでしょう。

写真が、その「階段国道」の部分です。

この「階段国道」段数は、片道362段あります。
勾配が、結構急で道幅が狭く直線的でないのが特徴です。
途中で休憩するための施設としてベンチが設置されていました。
風の強い竜飛の海からの風を遮る設備はなく、完全な吹きっ晒しです。
写真でも分かると思いますが、階段の脇には自転車を押すことが可能なスロープが設置されています。

余談ですが、私は竜飛崎から海の方へ降りていきましたが、さすがに再び昇る気力はなく、海辺で時間をつぶしました。

それにしても、どうしてこのような階段を国道にしたのでしょうか?

国土交通省や青森県によると、当初は坂道だったとか。
しかし、竜飛の名物として残すために、地元の人たちによって階段が整備されたという。
そして、その20年くらい後、国道として指定されたという。

ちなみに、階段国道の区間を迂回する(自動車も通行可能な)道路も存在する(※バスでこちらを通りました)のですが、こちらを国道に指定し直そうとした時に、地元住民が「この方が観光名所になるから」と、指定変更を中止させたとの逸話も残っています。

国道=自動車主体の道路という勝手に描いていた概念が根底から覆されました。
こちらも、竜飛崎にお出かけの際は、一度歩いてみてください!
ただし、冬は通行止めですので、ご注意を。