虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

存在意義が分かってない!

2013-08-31 09:10:36 | メディア
全国に270局以上あるコミュニティFM(地域FMとも呼ばれる)
JCBA日本コミュニティ放送協会のHP http://www.jcba.jp/index.html 

皆さんの町や近隣の市町村にもあると思います。

ちなみに、私が生活をしている札幌市にも7局(ゲリラ的な※3局を含む)あります。
※JCBA日本コミュニティ放送協会に非加盟の放送局。間違いなくゲリラ的な姿勢で放送しています。ある意味、ディープですが、公序良俗なんて考え方がないんだろうと推測します。

しかし、彼らが日常何をしているのか?そして、市民に何を発信しようとしているのか?
全くと言っていいほど分からないです。
ほとんどの地域住民が分からないのだから、地域密着ではないですよね?

言い換えれば、地域で暮らしていても、ほとんど存在に気付かないし、情報源としてあてにしていないのだ。
また、身近な情報を送って、知らせてもらおうとしても、何もアクションはないし、もちろん取り上げもしない。
放送局以前に、企業及び事業体として、全然ダメである。

彼らはいったい誰のための放送局なんだ?

もしかしたら、スポンサーのためなのかと勘繰ってしまう。
もっと悲惨なのは、自らの自己顕示欲を満たすために、公共の電波を流していることだ。
品がないけど、まるで○ナニー放送局だ!

中には公共の電波を有していることを生かして、地域住民に一方的な攻撃を仕掛けた局さえある。
まるで電波テロだ。

あまりの体たらくぶりに、ただ呆れるばかりである。

自らの存在意義に気付かない経営者や、公共性を感じることができない(分かろうとしない)実務担当者のレベルの低さ、そして免許事業ゆえの危機感のなさが見えてくる。

加えて、それらの局で喋っているパーソナリティといわれる連中も、ハッキリ言って勉強不足。
というか、ろくに情報を持たないで、スタジオに入り、喋っていると思われる馬鹿者が目立つ。
面白くないし、話に深みもコクもない。
コーヒー飲料なら、さっさと廃盤になるだろう。

それならFMの強みである音質を生かして、音楽に特化するのもアリじゃないか。
変な語りはいらない。
粛々と多種多様な音楽を流せばいいのだ。
これはこれで偏った選曲だったりして問題になるのだろうが…。

インターネットが普及した現代、ハッキリ言って地域FMの賞味期限は過ぎてしまったといわざるを得ない。
根本まで腐ってしまい、他に影響を及ぼす前に、さっさと店じまいすることを考えた方がいいのではないか?
老婆心ながら、そう思えてならない。

同じようなことはフリーペーパー(業界)にもいえます。
一時は物凄い数がありましたが、一気に淘汰されましたね。

このようなことを書くのは、地域FMには既存の放送局にはない可能性があるにもかかわらず、生かしきれていないもどかしさがあるからです。
おそらく、関わっている人間に、思い入れ(愛情)が少ないんだと思います。
だから、いろんなアイディア(企画)も出ないし、地域にも愛されないんです。

やはり組織を生かすも殺すも「人」次第なのです。