今から23年前のお話。
写真のF1カーは「マクラーレンMP4/5Bホンダ」のクロコダイル・ノーズバージョンです。
実戦投入されなかった(幻のテスト)マシンです。
ドライバーは、今は亡きアイルトン・セナ。
この年(1990年)に登場したティレル・チーム(中嶋悟選手が所属した英国チーム)のNEWマシン「019」が一気に進めたハイノーズに、強豪チームのマクラーレンが追随したもの。
この頃から、F1カーにエアロダイナミクス(空気力学的思想)が積極的に取り入れられ、いろんなアイディアが現れるが、このハイノーズもその一環。
当時マクラーレン・チームの監督であったロン・デニスは、ティレル019を見て「我々がこれ(空力思想)をモノに(具現化)するには、少なくても2年はかかる」と明言。
といいながら、その4ヵ月後に現れたのが、写真のマシン。
当時のマクラーレンは、ホンダ・エンジンに依存したマシン開発で、時代の先端から遅れつつあったのです。
その現実を脱却すべく、チャレンジしたのですが…。
結果はともかく、当時のマクラーレンの財力、そしてチームの勝利への飽くなき追求が感じ取れます。
しかし、見た目が不細工というか、何となく消化不良というか…。
アイディアがスマートにまとまらない感じが見て取れます。
「速いマシンは美しい。またその逆も真なり。」
昔からF1マシンに言われる定説ですが、このマシンは美しくも速くもなかったようです。
それでグランプリに現れることなく、お蔵入りに…。
とくに自チームのF1カーの美的感覚(シルエット、カラーリング)には煩かったデニスが、この不細工なF1カーを世に出すことは許さなかっただろう。
さてこの「マクラーレンMP4/5Bホンダ」のクロコダイル・ノーズバージョン、実際にレースに投入されていたら、どうなっていたんでしょうね?
写真のF1カーは「マクラーレンMP4/5Bホンダ」のクロコダイル・ノーズバージョンです。
実戦投入されなかった(幻のテスト)マシンです。
ドライバーは、今は亡きアイルトン・セナ。
この年(1990年)に登場したティレル・チーム(中嶋悟選手が所属した英国チーム)のNEWマシン「019」が一気に進めたハイノーズに、強豪チームのマクラーレンが追随したもの。
この頃から、F1カーにエアロダイナミクス(空気力学的思想)が積極的に取り入れられ、いろんなアイディアが現れるが、このハイノーズもその一環。
当時マクラーレン・チームの監督であったロン・デニスは、ティレル019を見て「我々がこれ(空力思想)をモノに(具現化)するには、少なくても2年はかかる」と明言。
といいながら、その4ヵ月後に現れたのが、写真のマシン。
当時のマクラーレンは、ホンダ・エンジンに依存したマシン開発で、時代の先端から遅れつつあったのです。
その現実を脱却すべく、チャレンジしたのですが…。
結果はともかく、当時のマクラーレンの財力、そしてチームの勝利への飽くなき追求が感じ取れます。
しかし、見た目が不細工というか、何となく消化不良というか…。
アイディアがスマートにまとまらない感じが見て取れます。
「速いマシンは美しい。またその逆も真なり。」
昔からF1マシンに言われる定説ですが、このマシンは美しくも速くもなかったようです。
それでグランプリに現れることなく、お蔵入りに…。
とくに自チームのF1カーの美的感覚(シルエット、カラーリング)には煩かったデニスが、この不細工なF1カーを世に出すことは許さなかっただろう。
さてこの「マクラーレンMP4/5Bホンダ」のクロコダイル・ノーズバージョン、実際にレースに投入されていたら、どうなっていたんでしょうね?