札幌市南区豊滝の国道230号の道路脇で17日夕、本紙のカメラマンがヒグマの雌1頭の写真を撮影した。クマは上体を起こし、国道の北側を流れる豊平川方面から道路を渡ろうと左右を見るそぶりをしたが、すぐにやぶに戻り、姿を消した。
現場は開発局豊滝除雪ステーションから札幌中心部方向に約500メートルの地点。交通量が多く、直後には歩道をジョギングする人や自転車で通り過ぎる子供もいた。近くで果樹園アルシェフェルム(豊滝1)を営む小仲美智子さん(71)は「クマ対策の電気柵を昨年から使っているが、こんな明るい時間に出るとはびっくり」と驚く。<了>
以上、今朝の北海道新聞の記事より抜粋。
今年は市街地やその周辺での、ヒグマの出没情報が相次いでいるとか。とくに生ゴミに反応し、人里近くに来るようだ。
200万人に迫る大都会の札幌でも、人里の近くにヒグマがいて、共存する現実を再認識させられるニュースである。