7月初旬、千葉県の住まい近くの歩道で、高齢の女性が運転する自転車にあわや撥ねられそうになった。
基本的に、自転車は車道脇の路側帯を走ることになってはいるが、首都圏のそれは極めて狭く、車通りも激しいため、歩道を走る自転車も多い。
だが、その歩道も狭く、人通りも多いため、行き交うのもなかなか難儀するほど。
そんな近所の狭い歩道で、自転車に進路を譲ろうとしたら、譲った方向に向かって来るではないか。あわや撥ねられそうになり、思わず「どうしたの?」と聞いたら、譲ってくれたのに気を取られ、近づいたとのこと。
近寄るときに、妙にフラフラと安定感に欠けていたから、嫌な予感がしたのが的中したのである。
社会(で暮らす人々)が高齢化し、共存していくのだから、ある程度はやむを得ないとは思う。だれもが、加齢に伴い注意力も散漫になり、判断力も鈍ってくる。そして、自転車を保持(&コントロール)する筋力も低下しているのなら、いつ歩行者と接触してもおかしくはない。ましてかなり狭い(首都圏の)歩道なのだから。
いまさらインフラを再整備するのも難しいだろうが、高齢化を見越した社会環境ではないのは明らか。
各自治体や地域の取り組みの有無や大小で、差異が生まれるだろう。
いずれにしても、高齢者が操る自転車の危険性はかなり高いと感じる。なんらかの対策を講じないと、早晩厄介なことになると思った。
これからも油断することなく、加えて譲り合いながら歩道を歩かねば。