虹色仮面 通信

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巻き返しなるか?

2023-02-25 06:56:21 | ビジネス
テレ東BIZより。

ロッテリアが4月1日付で買収されることが16日、発表されました。
買収先は多くの外食事業を持つ“外食業界の巨人”ゼンショーホールディングスです。買収の狙いはどこにあるんでしょうか?

16日夕方、突如発表されたゼンショーによるロッテリアの買収。
ロッテリアの歴史は古く、1号店はおよそ50年前の1972年に東京・日本橋に開業し、日本人好みのファストフードを掲げました。

日本の経済発展とともに、店舗数の拡大を進めたロッテリアですが、2000年代に入るとファストフード業界の競争が激化し、業績は低迷。
そこで、経営再建に白羽の矢が立ったのが、ユニクロ出身で当時企業再生会社を立ち上げたばかりの玉塚元一氏でした。

会長となった玉塚氏のバックアップのもと、ロッテリアは絶品チーズバーガーなどの新たなヒット商品を開発。
再び気を吹き返すかと思いましたが、2020年からの新型コロナの流行で店舗数も徐々に減っていきました。

玉塚氏はローソン社長などを経て、2021年にロッテホールディングスの社長に就任。
そんな玉塚氏が今回、ロッテリア売却の最終決定をしたのです。
玉塚社長は今回の買収について「ロッテリア、ゼンショーホールディングス、ロッテホールディングスにとって新たな成長を目指していくベストな選択肢と考えている」とコメントを発表しています。

売却額は非公表で、店名のロッテリアは当面変わらない予定です。

一方、ロッテリアの買収に動いたゼンショーホールディングス。
すき家やはま寿司など20もの外食チェーンを手がけ、年間売上高は6500億円にも上る外食業界の巨人です。
買収については「当社グループの食材調達・物流・店舗運営機能などとの相乗効果が、ロッテリアの事業拡大や発展に寄与する」とコメントしています。

これまでもココスやなか卯、ジョリーパスタなどを買収し、巨大企業に成長してきたゼンショー。
ただ、過去にはハンバーガーで苦い経験もしています。2002年にアメリカのハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」の日本での経営権を取得。しかし、2009年に今後の成長が見込めないとして撤退したのです。

ゼンショー関係者はテレビ東京の取材に対し「当時アメリカのウェンディーズとフランチャイズ契約をしている立場で、事業展開の方向性の違いが埋められなかった。ロッテリアは100%子会社になるので大丈夫だ」と話します。

飲食店コンサルティングを手掛けるスリーウェルマネジメントの三ツ井創太郎社長は今回の買収について「ハンバーガー業態自体がコロナ禍でもマクドナルド含めて売上が非常に好調。新たな市場を獲得できるチャンネルとしてのハンバーガーチェーンという意味でも、非常に伸びしろが大きい」と話します。

ハンバーガー業界ではマクドナルドが圧倒的な強さを誇り、モスバーガーに次いでロッテリアは業界3位です。

「特に1位のマクドナルドが強すぎて、その中であらゆるコストが上がる中でゼンショーグループに入ることでブランドとしてのメリットを得る目的は大きい」(スリーウェルマネジメントの三ツ井創太郎社長)<了>

確かにマクドナルドが圧倒してますからね。
ロッテリアって、あまり行かないんだよなぁ。
ロッテリアだからとか、このチェーンじゃないというものがないような気がします。
申し訳ないですが、どっちつかずの印象です。
それはコンビニ業界では、ローソンもそうなんですよね。皆さんはいかがですか?
消費者目線では、そこがカギじゃないでしょうかね。