虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

旧いものを大切に使う美徳

2024-06-08 15:45:40 | 乗り物
この前の土曜、仕事の移動途中に湾岸道路を走っていたら、117クーペを見かけた。
思わず、見惚れてしまったよ。

ナンバーは「19-77」だったので、1977(昭和52)年式なのだろう。
生産から50年になろうとするクルマを大切に乗る。素晴らしいことです。

旧いクルマだからトラブルもたくさんあるだろうし、費用も想像以上にかかるだろう。
だからオーナーさんは、ある程度のゆとりを持ち、趣味に時間を費やせる人なのだろうと推察する。

今は旧車ブームである。
ブームではなく、カルチャーになってほしいが、日本社会は簡単にそれを許してくれない。
旧いクルマには、重加算税になるのは、その最たるもの。
あれはどうにかならないのか?

旧いものを大切に使うのは、日本人の美徳であった。

しかし、経済成長に伴い、消費優先の思考が勝るようになり、次々買い換えるのが良しとされるようになる。
バブル後の失われた30年で、日本経済は停滞し、結果的に置いてきぼりとなる。
そのことで、旧いものを大切にしようという流れが見直される。
加えて、昭和を懐古する風潮もあり、旧車ブームが生まれてきたように思う。

このような流れを妨げない流れを、行政としても取り組んでほしいと願うばかりであります。