虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

己を貫く

2012-01-22 09:20:50 | スポーツ
昨日、MLBテキサス・レンジャースにポスティング移籍で入団することになったダルビッシュ投手が、現地で会見を開いた。

会見を見ていて感じたことは、変に迎合することなく、日本語で話していたこと。
また意地悪な質問にも、真摯に向き合いつつも自らのスタイルは崩さなかったことは新鮮でもあり、頼もしく映った。

とかく日本人は、海外のチームに移籍する際の会見では、無理に英語でスピーチしたり自己紹介をして、現地メディアやファンに向かってアピールをするものだが、ダルビッシュの場合は、そんな素振りさえなかった。

彼自身がシャイなのもあるのだろうが「1人の野球選手(投手)としての能力を買われてのポスティング移籍だ」という自負のようなものが感じられた。

個人的な意見として、スポーツ選手が海をわたって活躍しようとする場合、良い意味での「図々しさ」と「プライド」が必要だと思う。
日本人の民族的な特徴でもある「控えめ」や「奥ゆかしさ」を出していては、話にならないと思う。

海外のスポーツリーグは紛れもなく戦場であり、個々の技術や技能をバチバチと競い合う場なのだから、自らを貫く覚悟で臨まねばダメだと思う。

おそらく、ダルビッシュのことだから、期待を裏切らないこと(結果、印象など)はするだろう。
ただ最近の論調が、ダルビッシュに過度な期待をしている風に見えるのはちょっと気がかり。
だが、そんなことに惑わされることなく、己を貫いて真摯に野球に向き合えば自ずと結果はついてくるはずである。

まずは慣れない環境での怪我に注意し、精神的な割り切りも必要だろう。

いずれにしても、ダルビッシュは自らのスタイルでMLBに新たな風を吹かせてくれることを切に期待する。

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