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先日本屋さんで見つけました。
修道院の食卓?
修道院ではワインも造られていますから、
お食事とかすごく気になります。
食の戒律についても触れています。
宗教によって食の戒律は様々ですね。
ちょっと昔の機内での仕事を思い出しました。
国際線の機内にはスペシャルミールというのがあります。
ヒンズー、モスレム、ベジタリアン、ストリクトベジタリアン、
コーシャー、ダイアベティック・・・etc 限りなくあるのです。
予約段階でリクエストできます。
このミールが数種類搭載される路線では、
機内のギャレー(キッチン)は戦場と化します。
ミールを搭載する空港ですでに内容が間違っていたりするので
新人のCAが機内で再度、中にバター、チーズ、その他を確認をしたりするのです。
機内は白いターバンのお客様がズラ~。
お食事前のアラーの神へのお祈り。
余談ですが、機内のトイレでターバンを洗ったらしく
ブルーレット(昔の機内)で染まったブルーのターバンだったりするらしいです。
(これは私はまだ見たことがないのですが)
こちらの搭載チェックがあまく間違ってお出ししてしまったことがありました。
私がお客様の席へ伺った時にはすでに涙目で、
食べてしまったことを内緒にしてくれと手を握ってきたり。
「Sure,sir! It's our seacret! す、すまん」
すごい路線があるのです。
それぞれ世界の食の戒律と歴史を勉強すればするほど
食文化に驚かされます。
修道院の食の戒律も厳しそうですが。
面白いレシピがあったので作りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/e5/570f289758ef6940847c8b1713635bda.jpg)
ノネンフェルスヒェン「修道女の屁」というお菓子です。
たぶんこれは修道女のおなら「ペ・ドゥ・ノンヌ」のことかな?
シュー皮の生地を油で揚げてお砂糖をまぶしたものです。
私の知っている「ペ・ドゥ・ノンヌ」のお話は
修道女がシュークリームを作っていた時に
おならをしちゃって
びっくりした修道女は油の中にシュー生地を落としてしまったところから
この名がついたと言われています。
この本のなかでは違う解釈で
まだゆるいお菓子の生地を気づかずに油に入れたところ、
怪しげな「シュー」という音を立てた。それを聞いた司教が面白がって
この名をつけたとか。
事実がわからないまま謎っていいですね。
最近はすぐに謎を解決してしまうのでつまらない。
謎はなぞのままがいい。
しばらくこの修道院の食卓にはまりそうです。
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