子供の頃、ここで外国人に抱っこをされ
三宮じゅうに響き渡るほど泣いたそうです。
神様、あの時お騒がせしましたCacoです。
たぶん泣いたのは外国人の鼻がとても高くて怖かったのと、
引きずって持っていた千歳飴を奪われると思ったのかもしれません。
神戸の実家へ帰ってきました。
生田神社のなかを山側へ抜けると北野町へ続く坂道が遠く見えます。
この坂道は本当に神戸らしいです。
神戸は山と海との間にできた街なのでとても坂道が多いのです。
今、私が住んでいる横浜も坂道が多い街。
不思議ですね、似たようなところに住みたくなるのですから。
窓側の席に座るとコーヒー豆の入った麻袋が積まれて。
見ているだけで焙煎のいい香りがしてきそうです。
昔から母と本当に良く来ました。
「にしむら珈琲店」
母が亡くなってから一度も来れなかったけれど、
今、やっと。思い出として来てみました。
午前中でしたが、
お散歩の途中で立ち寄られた風な品のいいおばあちゃま。
観光で来ている風のカップル。
ドイツ人だと思われる方が本を読んでいたり。
映画の1シーンのなかで美味しい珈琲を飲んでいて、
監督の「はいカット!」なんて言葉が飛んできそうな、
まるでそんな空気でした。
宮水が珈琲の香りを最大限に引き出してくれます。
神戸はレトロな珈琲屋さんがすごく多いのです。
どこのお店が美味しい?じゃなくて、
行きつけの珈琲屋さんがあることが
とても神戸っ子のお気に入りなのかもしれません。