カプチーノノート cappuccino note

日々更新。ネタ探しの毎日。今日もいいことありますよ。

春のワルツ第15話「ウニョンのいのり」

2007-07-17 | 春のワルツ

15話は、第10話のくりかえしのような構造です。

チェハは自分の過去のためにウニョンと別れようと決意します。

虹の貝細工をもらった思い出の海岸で、チェハは「ウニョンごめん」と砂浜に文字を書きます。

それは子どものころ、ウニョンに自分のうそを告白したあとで、書いた文字と同じです。

ウニョンはその文字の意味がわからずチェハに昔の話をします。

「あの日、ここで虹を見て、いつまでも幸せが続くと思っていたんだけど、そのあとすぐ母が死んだんです」

「今、すごく幸せなのに、また悲しいことがありそうでこわいんです」

それを聞いて、チェハは自分がスホであることを打ち明けられず、そのことがわかったときのウニョンの悲しみを考えて、ウニョンと別れることを決めるのです。

冷淡になったチェハに対してウニョンはなぜだかわからず困惑します。

この、男性が好きな女性に、女性の知らない理由のために、別れを決意するという設定は冬のソナタでも夏の香りでもありました。

また、今回はイナの悲しみも伝わってきます。

自分の初恋の人チェハが死んでいて、目の前のチェハはまったく違う人物であり、そのチェハの子どものころに出会っていたのがウニョンだったのです。

自分が大事にしていた15年間がまったく意味を持たなくなってしまったのです。

最後は、チェハとウニョンはふたたび愛し合うようになります。

そのときのウニョンのセリフはチェハの決意をひるがえさせるものでした。

「あのとき、靴といっしょに見つけたものがありました。チェハさんの笑顔です。あの時はじめて私を見て笑った。あの時なぜか思ったんです。あーもう一度この人を笑わせたいなって、毎日こんなふうに笑わせてあげたいなって」こんなこと言われたら、もう何があったって、この人を離すまいって思いますよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のワルツ第14話「菜の花の中」

2007-07-17 | 春のワルツ

14話はいままで、見てきてよかったと感謝してしまうほど、感動しました。

チェハが列車に乗ることができず、ウニョンは一人で故郷の青山島へ行きます。

チェハは、死んだと思っていたソ・ウニョンの生死を確認するため、ウニョンがいることも知らず、青山島へ行きます。

思い出の菜の花畑でチェハは、初めて、出会ったときの少女のソ・ウニョンの姿を思い浮かべます。

そして、現実に一面の菜の花畑の中に一人の女の人が立っているのに気がつくのです。

その人がウニョンだと気づいたとき、チェハは衝撃を受けます。

とめどなく流れる涙。

このシーンは遠くからカメラがウニョンにだんだん近づいていってウニョンがアップになることで、チェハがウニョンだと気づく過程を表現しています。

すばらしいカメラワークです。

見ていてチェハと一緒に涙ぐんでしまいました。

15年間、ずっと、心にしまいこんでいた、ただ一人の人にやっとめぐりあえたよろこび、と同時に、チェハがずっと感じてきた罪の大きさを、涙が表しています。

ウニョンはチェハの心の中を知ることもなく、島で逢えたことを素直に喜びます。

そのあと、ウニョンの母のお墓の前で、ウニョンがスホヘの恨みの気持ちをチェハに聞かせるのです。

「わたし、そのときの涙で心に井戸ができたの。一生枯れることにない井戸。」そのとき、チェハは、自分がスホであることをウニョンに言えないことを感じるのです。

チェハが悪夢でうなされるほど感じている罪の意識、夢の中でウニョンの家からお金を盗んだのは父親ではなく、スホになっているのです。

それほど、ウニョンの母が死んでしまったこと、ウニョンのしあわせを壊してしまったことは、スホ自身の罪だと認識されているのです。

また、ウニョンにとっても、スホが好きであればあるほど、裏切られた思いは強くなり、スホの父親よりも、スホに対して許せないという気持ちになっているのです。

第14話は、いままでチェハの視点で見てきたドラマを、もう一度ウニョンの視点で見直してみる必要があるんだと感じました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春のワルツ第13話「別れの予感」

2007-07-17 | 春のワルツ

13話で、もうロードマネージャーとしてのウニョンと会えないと思っていたのに、練習室に来た彼女を見て、チェハは「おひさまみたいに、あったかい。」と言って抱きしめます。

ずっと、凍りついていたチェハの心に春を呼んでくれたのがウニョンなのです。

チェハの父親に対する「ほかのことはゆずっても、結婚だけは愛する人とします。」というセリフは、ウニョンにめぐりあえたからこそ、口に出たのです。

カットされたシーンに、スタッフでチェハの写真を選ぶシーンがありました。

そのとき、ウニョンが1枚の写真を選んだ理由を聞かれて「この写真、笑っているのに、なんだか悲しんでいるように見えるのが、チェハさんらしいから」と言っていて、やっぱり、ウニョンもチェハの悲しみに気づいていたのかー、と感じました。

ウニョンのお母さんが、チェハのお母さんに、ウニョンのことを認めてもらおうと頼みに行くシーンは、ホロリとしました。うまい演技ですよね。

次の回から、ウニョンが、ソ・ウニョンであることがチェハにわかるので、今回までの二人の関係は、実は、本当の自分をお互いに見せ合っていないものだったと気づきました。

さらに二人の関係をより強く、深くするために、本当の自分を相手にわかってもらうために、これから二人が苦しむ場面が続いていくのです。

苦しみの果てにあるものが、何なのか、これからのドラマのつづきが楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする