第16話はウニョンがチェハの正体に疑惑を抱き始め、ラストにチェハがスホだと知ってしまいました。
イナと、ガンクの父のチョンテが物語を動かしていました。
チェハにとって解決しなければならない問題は、ウニョンとの関係、イナとの関係、そして父との関係です。
チェハがスホである秘密をイナに気づかれたために、イナと別れられず、罪の意識からウニョンにも中途半端な態度でしか接することができない。
そして、すべての原因である父チョンテをどうすればいいのか。
チェハははじめ自分の正体を明かさず、チョンテに金を与えて遠ざけようとしました。
しかし、それでは何の解決にもならないのです。
自分がスホであることを明かして、正面から父にむきあうことでしか問題は解決しないのです。
ウニョンはチョンテに対して、憎しみを抱いていたのなら、もっと怒ったり、たたいたりすればいいのにと思うのですが、何もできずふるえているだけです。
そしてスホのことをチョンテに尋ねています。
ここでもし、スホがチェハとは別にいてウニョンに会ったとしても、そんなに憎しみを感じないのではないでしょうか。
ウニョンはすでにチェハがスホであり、だからこんなにも惹かれてしまうのだとわかっているのです。
そして彼がスホであったとわかったときにどうなってしまうかわからない自分におびえていたのです。