春のワルツの最終話は、父チョンテの発言によりユン・ジェハとして生きることを選択したチェハが、ウニョンとの別れを決意し、チョンテを交通事故で失うところから始まります。
チェハのコンサート最終日、チェハはウニョンがコンサートに来ていることを知ります。
チェハに残された、最後のスホであった証しである貝細工をイナに捨てられ、チェハは貝細工を探して、指にけがをしてしまいます。
しかし、ウニョンにコンサートを聞かせるため、無理をしてピアノを弾きます。
ウニョンのためクレメンタインを弾き、コンサート終了後、チェハは倒れます。
ピアニスト生命を断たれたチェハはウニョンにそのことを知らせないため、オーストリアにイナ、フィリップと旅立ちます。
フィリップはウニョンに別れを告げます。
「オーストリアで君にガイドしなけりゃよかった。結局スホに案内してしまった。でも、最高の旅ができた。」このときの背景がまぶしい初夏の緑です。
一年が経ち、冬のソウルにイナがウニョンを訪ね、チェハのことを話します。
チェハが、チェハであることの存在証明であったピアニストでなくなったことで、イナにはもうチェハのそばにいることが耐えられなくなったのです。
父をなくし、ピアノを失ったチェハに、ウニョンもあきらめさせることはイナにはできなかったのです。
ウニョンはオーストリアに旅立ちます。
大みそかのウィーンでウニョンは祈ります。第1話のはじまりはこのシーンにつながっていたのです。
チェハを探し、ウニョンは湖のペンションを訪れます。
そして、橋の上で胸の鼓動が高鳴り、チェハと再会できたのです。
チェハとウニョンは結婚し、青山島で暮らし始めます。
韓国版では、チェハが小学校の教師になり、ウニョンがお弁当を持ってきて二人で食べるシーンが出てきます。
とても幸せな感じで物語は終わります。見ている人が明日に希望が持てるような終わり方です。
そして、チェハとウニョンは今でも青山島で暮らしているような、そんな感じを抱かせてくれます。
春のワルツを見終わって、このブログも20話書き終わり、一区切りついたようで、ほっとするような、さびしいような感じがします。
いままで、このブログを見てくださったみなさま、どうもありがとうございます。イラストも下手でいやになったり、書きたいシーンがなかったりしたこともありましたが、うまくかけた時はとても気持ちがよかったです。
特に19話のイラストはよく描けたと思います。