「Kが一番で 金メダルもらってん」
塾の特訓で クラスの成績上位者に
授与される金メダル。
息子がお友達の健闘をたたえ、嬉しそうに話す。
これまでの経緯・・・
「Yが公開テストで (成績上位者として) 名前のってん」
「Yが公開テストで 一番とってん」
所属する(成績レベル)クラスも 着実にあがっていき、
テストでも実力をメキメキのばしている お友達の快進撃に
私も喜んでいたのだが、その夜は、なんだか
お友達の快進撃ばかりきかされてもなぁ・・・って。
「もっと 喜んでくれると思っててんけど」
「いや、すごいと思うけど、
ママはK(息子)がそうあってほしいなと」
「喜べへんの? ママは、そんな心、狭いん?」
いや、嬉しいし、喜んでいるけれど、
ママにとって、成績があがってほしいのは、
金メダルをとってほしいのは、K(息子)だから・・・
思い出したように 息子が語る。
「Hが クラスでひとり百点やってん。
Uがそれをたたえず、調子乗ってるとかゆって。
俺、腹たったから Uにお前やめろや って反論してん」
え、身体の大きい U君に?!
小さな息子が挑んでいったとは・・・
驚いた。
「友だちがよかったことを心から喜ばれへんのは、あかん」
息子の成績に関して不服だけれど(笑)
お友達のことを 自分のことのように喜ぶ息子。
息子は (勉強のできる奴ではないかもしれないが)
いい奴 に成長してくれた・・・喜びがこみあげる。