森絵都著「カラフル」
(以下、ネタバレを含む感想)
素直に 物語の世界に没頭すればいいのに・・・
「ぼく」は、小林真だと思い、
どう 結末を迎えるのか、
何が カラフル なのか、
そんなことを考えながら 読み進める。
素直に 私視点だけで読めばいいのに・・・
主人公・14歳。
息子に 勧めるべきかどうか検討しながら読む。
下級生が援助交際、母親が不倫・・・
お勧めしない方がいい?(笑)
自殺は早まった(行為)、
勧めた方がいいのか。
親から勧める内容でないような。
自然と 出会ってほしいような。
主観ではなく、客観視することで
見える真実がある。
「ホームステイだと思えばいいのです(略)
せいせい数十年の人生です。
少し長めのホームステイがまたはじまるのだと
気楽に考えればいい」 (本文より抜粋)
(ここで思い出すのはおかしいが)
大河ドラマ「独眼竜政宗」で
片倉小十郎が姉・喜多に
「出奔したつもりで」
とどまり、主君のために尽くせ
と諭すシーンがある。
そう、「つもりで」!
カラフルは・・・
この世は 一色じゃないということ。
主人公・真は 中学1年生から3年、
悩んでいた。
この先も まったく悩まずいける
ことはないだろうと思うが、
息子も・・・
何かと うまくいかない暗黒時代から脱し、
学生生活が 青く輝きますように。
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