第267話 節目婚

2009年12月29日 21時50分11秒 | 嫁ぐ・「花嫁はブライダルプランナー」

久しぶりに花嫁シリーズ。「ドレス選び」について。

私はドレスの試着が大好きだった。
実行にこそ移したことはないが、根がコスプレ好きなのだと思う(笑)
見た目だけでなく、写真で見たらどうなのかも考慮に入れたい。
主人をカメラ係に従え、あれも可愛い。これも素敵とやっていた。
これもいいけど、さっきとどっちがいいかな・・・
「さっきの、もう一回試着いいですか?」
衣装係の営業スマイルにストレス度数を感じることもなかったが、
こちらも一生に一回の晴れ舞台、運命のドレスに出会うため妥協は許せない。(気合い)

このドレスも好きだけど・・・あのドレスも捨てがたい・・・
「ウェディングドレスの後、また、別のウェディングドレスで出てくる
なんて可笑しいですかね?」
「お色直しはお客様が別のお色を期待されているので・・・白ばかりだと
飽きてしまうかもしれませんね」
それぞれに一長一短が・・・あぁ 一つに絞れない。
ドレスにはプリンセス、マーメード、ベルなど様々なラインがあり、
ラインによってキュート、エレガント、クラシックとイメージが変わる。
今一度、自分はどんな花嫁になりたいのかを決めなければ。

これは?
「このドレスはサイズを変更すると、デザインが変わってしまうので難しいですね」
暴飲暴食or断食でなんとか体重の増減調整ができたとしても、
骨格までは変えることはできないよなぁ。
私は標準よりも小さい。肩幅が足りない。対象号数からもれてしまう。
ドレスのデザインを最大限に生かすことができない。
サイズをクリアしても、私の肌の色に映えなかったり、
ドレスを選んでいるつもりが、逆にドレスに選ばれる状況に。
来賓の方のことを思えば、季節感や披露宴会場とのコーディネイトも配慮せねばなるまい。
運命のドレスとは、導かれるものなのね。

幾枚も着替えては似合わない自身にがっくりを繰り返し、辿り着いたドレスとは?
しびれをきらした母が「あんた、もうこれにしとき」試着姿も見ず、秒殺。
今回は母の客観的意見に従うこととした。だって、試着しながら、
結婚式って、何も一生に一回でなくてもいいんじゃないかって気づいたんだも~ん。(気楽)
もちろん、皆様にご臨席していただけるのは一回だけだから。
後は二人だけで、または、家族で。
今回、果たせなかった和装婚とか。写真だけでも!!
二人だけだったら遠方で。水の教会とか。節目、節目でいいから!!
10年後、ふたたび♪

できあがった試着風景には、私のドレス姿の後ろに、
やれやれ顔で肩を落とす主人の姿が小さく写っていた。写真は真実を写す(笑)
あなた、覚悟!


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