第3636話 流浪の月

2023年03月18日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

先に 映画「流浪の月」。

登場人物・文(ふみ)の抱える「悩み」

を知った時 私に芽生えた覚悟を

もう一度 思い出したくて

原作・凪風ゆう著「流浪の月」

 

以降ネタバレあり。

文は、第二次性徴が訪れない自身を

「大人になれない」という。

自分では どうすることもできない

生物学上の問題。

 

知らなかった文の事実 に触れて

必ずしも 誰もが

命をつないでいけるわけではないこと。

命をつないでいくことだけが

(その人の生きる)価値や意味ではないこと。

これから先 私(息子)に 何があろうと!

なぜか 覚悟を決めた私。

 

人とつながるのは 体だけじゃないんだよ。

文に伝えたい思いが ラストに結実。

ふたりの穏やかな生活(幸せ)を願う。

 

※原作より先に映画を観たので(第3513話)

小説との違いを、監督の意図を考えながら

読んでしまう弊害。


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