一日の終わりに
クラスのお友達から 褒め言葉を頂戴できるという
運命の当日。
終わりの会で
選ばれし者を褒めるため
その日一日 みんなから注目される。
注目を集めることに対し、憂鬱そうな息子を
ドキドキ送り出す。
帰宅後、どうだった? 問うと、
「昼休みに、ドッチボールで遊んでいましたねとか」
褒め言葉といえば、形容詞。
私の知らない息子のいいところを見つけてくれるもの
かと思いきや
その日の目撃された 息子の行動検証。
女子は?
「女子は適当やしな・・・思い出されへん」
まあ、高学年女子が
みんなの前でクラスの男子大絶賛も難しかろう。
指折り数えてその日を迎えた私にとって
肩透かしをくらったような簡素な感想だったが、
それでも
みんなから認めてもらい、
言葉をかけてもらえた
嬉しさや喜びもあろう。
そんな日を仕掛けてくれた
先生の企画に心から感謝し、根掘り葉掘りきかない。