先々週くらい前になりますか、朝洗濯物を干している時にいい香りが漂ってきま
した。「なんの花?」と気にはなっていたのですが、それが母屋のキンモクセイだ
とおばあちゃんに言われるまで気付きませんでした。その後、雨が降ったりでいつ
のまにか香りもなくなっていたのですが、今度はお隣の庭木のキンモクセイが満開
になっているのに気がつき、道路から撮影しました。ただ、私の鼻がつまっていた
のか香ってはきません。これから香るのかもしれませんが とにかく花がいっぱい
で秋口のオレンジ色というのは 心がホッと温かくなるような気がします。
ただ残念なのが お隣のおじいさんは庭木を手入れしないのでこのキンモクセイ
も伸び放題で ほかの庭木も松やら ウバメガシのような木や たしかツツジもあ
ったと思うし、サザンカの白みたいなのも大きく育って家を囲んだ塀よりも大きく
なって うちの畑に陰をつくっています。本当なら日照権をいいたいくらいですが
(笑)、ご近所ってこともあるので言えません。キンモクセイは幸いというか 塀
がなく道に面しているので、ここまできれいに咲くのなら少しは手を加えたらいい
ように思うんだけどなぁ。でも一人暮らしだし、庭木より畑で作る野菜に力を注い
でいるおじいさんですから、忙しいのでしょうね、きっと。
なぜかお隣のキンモクセイの香りを楽しんだ記憶がないまま 雨が降ったら一面
に花を落としてしまった。ウィキペディアで検索したらおもしろいことが書かれて
いました。1970年頃から芳香剤としてキンモクセイは人気だったけど、キンモ
クセイの香り=トイレの芳香剤 と子供たちが思い込むようになったため1990
年頃に芳香剤としての≪キンモクセイの香り≫は衰退したらしい。そういや、最近
キンモクセイの芳香剤は目にしなくなった・・・ラベンダーのイメージの紫やハー
ブやグリーン・シトラスとかが多い。私はキンモクセイわりと好きだったんだけど
そういうワケだったのか・・・。最近は無香料というのも幅を効かしているようだ
し、香りにも流行り廃りがあるようです。