Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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ライナー定期交換

2019-05-23 08:31:55 | 義肢装具や関連のお話
上の娘の義肢装具の話

毎年、娘の義足は夏休み終わりくらいに作成する。本格的に履き始めるのは九月から。調整が難航すると10月からになる。
それで。
ライナーと言われる肌を直接かぶせる樹脂製の靴下を使うわけなんだけれど、それを半年に一度、支給してもらっている。

理由は、シリコンの吸着力の低下と破損
このライナー類が実は娘の義足を安定して吸着させるために、とても重大な役割を果たしているから、機能低下は事故につながる。だからして、健全な状態を保つために、そうしている。
毎年二月三月くらいになると、ライナーの状態が今ひとつになり、四月早々に相談、交換する。ただ、そのころになると、ライナーをおさめるソケットもギリギリになっていて。新しいライナーとそれまで履いていたライナーの、ほんの少しの厚みの違いが履き具合に影響したりもして。
調整が必要になったりもするから難しいのだけれども。でも、必要で、難しい。

このサイクルも。人による。
我が家はサイクルが早い方。朝起きてから寝るまで。娘の場合毎日十九時間くらいは履いていることになるだろうか。
流石にこんなに履き続けるのを当たり前にしている義肢使用者を他に私は知らない。
加えて、娘は両足大腿義足。少しの義足の吸着力の低下が、歩けないことに直結する。

そんなこともあり、役場の理学療法士さんとも相談しつつ、このサイクル。
実際に助かっている。












備忘録も兼ねるけれど、ご参考まで
なにせ、こういうことは情報が少ない。
他の人の参考になりますように。だなぁ。


なにせ、我が家も、二歳前後から役場の大人の判定期間に相談しながら、今まで試行錯誤した結果。当たり前にこの状況ではないから。
例があまりない小児義肢装具の世界において、こうした情報って大切かなと思うから。
うん。
役に立つといいな。

コメント
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